私は自分の持っているソフトを分類別にしており、それは「RPG」のジャンルの中にあった。
"ホワイトライオン伝説 ピラミッドの彼方に"
聞いたこともないタイトルである。
というより、RPGにお決まりのファンタジーじゃなくて、現実に沿った冒険物語か…。最近「アルケミスト 夢を旅した少年」の冒頭部分を読んで(すぐ読むのをやめて)いたので、あーピラミッド探しね…という気分になる。
正直ファミコンRPGに、そういうの求めてないんだよな。
でもまあ、ちょっとやってみるか…。
オープニング
【両親談】
・昔、この村をホワイトライオンが襲った。
・大勢の戦士が立ち向かったが、誰も倒せなかった。
・しかし若い戦士が投げた槍によってホワイトライオンは「村はずれの洞窟」に姿を消し、二度と現れなかった。
・私たち(両親)はその謎を求めて、これから旅にでる。
「困ったことがあったら村の長老のところへ行きなさい」
そういいおいて、両親はすでに沈没しているボートらしきものに乗って旅立っていき……案の定、そのまま消息不明になりました。
なんだこのお決まりパターン。
「進撃の巨人」のアルミンの両親思い出したわ。
いやいやいや!
お前も旅立つんかい!!
この流れってこういうこと▼だよね?
娘にあとから旅立たせるようなことをするなら、最初から連れて行けばいいのでは? こんな無駄なことある?
……しかし私の胸中をまるで無視した事態が発生。
【長老談】
・よくぞ旅立つ決心をした
・この槍には(かつてライオンを退けた)若い戦士の魂が乗り移っている
・祈れば彼が現れ、助けてくれる
・まず、身を守るというランプを探せ
そう言って、槍と銅のカギをマリアに渡した。
まてや、長老。
なんでマリアの両親に槍と銅のカギを渡さなかった!?
【長老の行動】
・マリアの両親に対して → 何もしない
・マリアに対して → 槍&カギを渡す
若い女の子への態度が露骨すぎるだろ、長老よ……。
両親にも同じように接していれば、こんな悲劇は起こらなかったのでは?
また
「ホワイトライオンは地獄の門にいるという噂がある」
ということも教えてくれました。
なにそのウワサ。出所どこ? なんで知ってるの?
という思いが沸き立つも、まずその前にマリアが探すのはホワイトライオンじゃなくて両親のはずですが……。
まあ、ホワイトライオンを追う過程で両親にも会えるということにしましょうか。
ええ……マリア、怖いもの知らず過ぎない!?
それに上記の説明だけ見ると洞窟に歩いて行ける感じがしますが、冒頭の両親のボートは何だったんですかね?
もう最初っからツッコミどころありまくり!!ツッコむの大変!!
とにかくマリアの旅が始まりました。
最初の洞窟
あ、可愛い!!
このドット絵、歴代のRPGの中でもかなり可愛くないですか!?
髪の色が違うけど、まあワルキューレもそうだし(※1)
扉は「持ち物 → 使う → 銅のカギ」で開けることができました。
冒頭のやりとりだけを見るとアドベンチャーかなと思っていましたが、ふつうにドラクエ風RPGみたいですね。
なんだかよく分かりませんが、とりあえず洞窟内を進んでみると……すぐ宝箱が見つかりました。
その中には……
あっ、もう目的(ランプを見つける)達成!?
しかもランプのほかに、金のカギとダガーも手に入りました。一気に3つもアイテムが手に入るとか…ホワイトライオン伝説すごいな。
金のカギは、次の扉ですぐに使います。
そして橋があったので渡ると……。
え?
川に落ちても可愛いマリアのドット絵。
妖精の泉
気が付くと、目の前に妖精らしきものがいました。彼ら曰く「助けるのが遅かったら死んでいた」とのこと。
そして「あなたが旅に出るなら、ここと同じような泉を探しなさい」と言われました。旅に出るならと言われても、すでに旅に出ているのですが?
「勇気と夢を与えてくれる」とは一体……?
この時点ではアンパンマンしか連想できず、何を言っているのか全然分かりませんでしたが、
あっ、回復?
なんだかよくわからないけど、回復の泉を探せってこと?
さらには
旅の記録もしてくれました。
このときはまだ「ドラクエによくある特殊な場所にいる人物が、回復してくれたり旅の記録をしてくれたりするやつか」と思っていましたが、後にそうではないことが判明。
それにしても、
左右にいる妖精が、しれっと怖いこと言ってきて震えるんですが…。
両親を探しているだけなのに、なぜこんなことに??
ラルヒの町
妖精の泉から北上すると、お城発見。
……と思いきや、
ただの町でした。
フィールドに置いておく町のドット絵、間違ってない?
町の情報
この町では、いくつかの情報が得られます。
・この近くの洞窟には悪いゴブリンがいる
・ゴブリンは南の洞窟から「巨人の星」を盗んでしまった
・「巨人の星」がないと、ダビデの町に行けない
・「巨人の星」を祭壇に戻せば再び通行可能
・ダビデの町はワーウルフ領にある
巨人の星って……もしかして大リーグボール養成ギプスが有名なアニメとかけてます? まあ、名前以外の要素は出てこないけども。
また、地理以外の情報も手に入ります。
・パンは勇気を与えてくれる
・ドラゴンの涙は夢を膨らますことができる
・ルビーを渡せば船に乗って島に渡れる
お店は一店舗のみ。
「ドラゴンの涙」というのは購入することができそうですね。
さらなる情報として、この世界の通貨は「ルビー」であるということが分かりました。
パンくれババア
じつはこの街には、厄介な老婆がひとりいるのです。
話しかけると、
「わしは3日も何も口にしてないのじゃ……」
「すまんがパンの実を分けてはくれないか?」
と一方的に言われます。
・パンの実はお店に売っている
・アイテムはルビーで購入できる
と言うことが先ほど分かりましたので、外で戦闘してルビーを集め、パンを渡します。
すると……。
一つ買って渡すだけでは、以下エンドレスでパンを要求されます!!
お前ほんとに腹が減っとるんか?
私のレトロゲーマーとしての勘が、
「こういうパターンは、いくつか連続して渡さないと1からやり直しになる」
と言っているので、まとまったお金を得るため、マリアは本格的に戦いに身を投じました。
WL伝説における戦闘
基本の戦闘方法
フィールドを歩いていると、戦闘に突入しました。
マリアの初戦闘はVSコボルト!
戦う方法として、「どうぐ」と「いのり」が選択できます。
「どうぐ」はダガーしかもっていないので、ダガーで攻撃!
4ポイントのダメージ。
「いのり」では、「ヤリ」か「ランプ」を選べます。
今回はランプに祈ってみます。
すると……
なんかロードオブザリングあたりに出てきそうな老人が登場!!
ツワナは魔法使いらしいので、使用する魔法を選択します。
小さな針が刺さり、オーク死亡。
戦闘に勝利したときのマリアめっちゃ可愛いです!
そして、ルビーが手に入りました。
戦闘解説
よし……なんとなく理解した。
まとめてみます!
マリアの基本戦闘。
敵から攻撃されると勇気が減り、精霊を呼び出すと夢が減ることから、
・勇気=HP
・夢=召喚専用MP
と考えられます。
つまりマリアは召喚士ってことですね!
両親より強いんじゃないですか?
精霊については、
・戦士タイプ
・魔法使いタイプ
現在のところ、この二種類がいます。
戦士タイプの場合、攻撃するとパワーが減ります。魔法使いタイプは、魔法を唱えるとパワーが減ります。
さらに大事なこととして、精霊が敵に攻撃されるとパワーが減ります。
つまり精霊にとっての「パワー」とは、残りの体力でもあり、攻撃する時の力でもあるということ。よって敵から攻撃されるか、自分が攻撃したことで残りパワーが0になってしまうと、精霊は消えてしまいます。
が、次の戦闘ではパワーMAXで復活!マリアの「夢」に気をつけていれば、何度でも呼び出し可能。メガテンの仲魔のように、死んだら復活させる必要がありません。
また、精霊を呼び出すことにより攻撃対象が分散されるため、マリアへの一点集中攻撃を回避することができます。基本的には精霊を呼び出し、戦ってもらう作戦がおすすめです。
※それでもマリアばかり狙ってくる敵はいますが……。
WL伝説における回復
この世界には宿屋がありません!
よって、回復は妖精の泉で行うことになります。
早め早めに立ち寄って、回復したほうがよさそう。
WL伝説におけるレベルアップ
この世界には経験値という概念がありません!
では、どうやってレベルアップしていくのかというと…
宝箱の中に入っている「希望のかけら」を手に入れることで、希望(レベル)を上げていきます。
このとき、勇気と夢の上限値も上がります。
これは独特なシステムですね!たとえば洞窟にいる敵を倒すにしても、ザコを相手に戦ってレベルをあげてから突撃という方法が取れないということ。希望のかけらを見逃さなければ、全プレイヤーは同レベルで敵との戦いに挑むことになります。
全員が同条件でおなじ場所に向かうのであれば、クリア条件はすでに整っているということになるので、各プレイヤーのRPG手腕が問われますね。
再びラルヒの町
パンくれババア(三度目の挑戦)
前回、前々回とパンの実を取られただけに終わり、実質40ルビーの損!
今回は3つぶん用意したぞ。
いざ、勝負!!
【1つめ】
【2つめ】
【3つめ】
どうだ?
あっ、大丈夫だった。
3つでクリア!
それにしても、なんというか…「試された感」がすごいな。もしやこの老婆、本当はお腹なんて空いてなくて、見込んだ人物に貴重なアイテムを渡してくれるような……
前言撤回。
やっぱり手紙はババア自身のためのものでした。
南の洞窟
妖精の泉から近いので、必然的に南の洞窟がお金稼ぎの場となります。
うっかりすると「あ、このゲームはいくら戦ってもレベル上がらないんだった」ともなりがちです。
南の洞窟には希望のかけらがあるので、ゴブリン戦に向けて取っておきたいところ。
ゴブリンの洞窟
では、ゴブリンの洞窟に向かいます。
まだ手始めの洞窟だけあって、それほど広くありません。
少し進むと、
男の人?がいました。
あっ、お前がゴブリンか。
長いセリフをまぁようけしゃべりますの。
実際はこれ。小粒感すごい。
希望のかけらによって、マリアだけでなく精霊たちもレベルアップしているため、新しい魔法「ボム」で攻撃します。
ちなみに「いのり」は、精霊召喚のために行うので、
もう一度「いのり」を行うと、上記のようになります。
つまりさらに別コマンドが使えるってことですね。
じゃあ、モジャも呼び出して……みたけど、モジャよりも先にツワナが攻撃して勝っちゃいました。
ゴブリンが立っていた場所から先へ進むと小部屋があり、宝箱の中に「巨人の星」が入っていました。
なんというか、実に初心者が訪れるにふさわしい超激烈カンタン敵よわ洞窟でしたね。
ちなみに帰り道、寄っていない場所に行ったら
希望のかけらを手に入れました。
こんなところにあったんかいっ!! 先に手に入れておいても良かったな……勝ったけど。
★次回予告
巨人の星を祭壇に戻してダビデに向かいます!
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