【FC】ホワイトライオン伝説 ダークメルヘンな世界│プレイ日誌#6

ホワイトライオン伝説

【前回のあらすじ】

羽根を失ったピクシーは人間になった。

 

▼ 前回記事はこちら

【FC】ホワイトライオン伝説 魔女と恐怖の新大陸│プレイ日誌#5
これほどツッコミがいのあるゲームも珍しい。発想が常にプレイヤーの斜め上をいく、それがホワイトライオン伝説! 何もかも荒ぶりすぎ。

 

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妖精の泉(ミーア)

前回、妖精の泉で出会った人間は羽根をとられたピクシーでした。

(何を言っているか分からない方はこちら

 

そのピクシーの羽根ですが……

妖精の情報によると、魔女がカピの塔に持って行ったそうです。

 

そういえば前回、敵が強すぎて撤退したカピの塔の2階に、たしかに魔女がいたんですよね。話しかけなかったけど。

 

しかし重要?なアイテム奪還イベント……これは戦闘に突入する予感

気合い入れていきましょう!

 

カピの塔

嫌だけど、またカピの塔へ戻ってきました。

 

魔女と対面

2Fです。

壁の方をむいてじっとしている魔女に遭遇。

ペンギンかな?

 

マリアは思い切って声をかけました。

すると……

え?

 

はい?

 

いやいやいや!何このイベント。てか、イベント?

普通のRPGはさ、アイテムを手に入れるのにボス戦があったり、お使いイベントがあったりするじゃない。そういうのを一つ一つクリアしていくのがRPGの醍醐味じゃない。

 

それが、話しかければ解決て!!

物語のあいだに唐突に意味のないものが割り込んできた感がすごいぞ。ちくわ大明神か?

 

FURIO
FURIO

こんなやりごたえのないイベント、ほかにある?

 

おまけにこの魔女、よくよくセリフを吟味するとかなりやばい。

ピクシーから羽根をむしりとって「飽きた、あげる」って……。純粋で残酷な子供も同じようなことをするが、こいつはBBA。すでに善悪の判断ができすぎていいお年頃。

 

近年における魔法使い(小説・映画・アニメ・ゲーム等)の影響で、いい魔女が当たり前のような気がしていたが、魔女ってこんなに邪悪でクレイジーなんだ、と思わされた。

 

メルヘンに見えて闇が深いな、このゲーム。

 

カピの塔の町

戦える敵とは戦い、ゴーレムが出たら逃げて、なんとか塔のてっぺんに辿り着きました。

 

それでは早速、情報収集したいと思います。

 

・北に見える「堕天使の島」には、今も玉座に王冠だけが残されている。

・その王冠は、ゴブリンに似た怪物が宝にしている。

・堕天使の島には、むかし人間の国があった。しかし欲望のために殺戮を繰り返した人間は、大きなライオンによって滅ぼされた。

・それから長いあいだ呪いをかけられて、塔から出ては生きられなくなった。

・西にある「遠吠えの洞窟」には『いしのほね』という宝がある。

・『いしのほね』には魂が宿っている。それはお前を助けてくれる。

 

この町には6人(うち1人は道具屋)がいますが、そのうち4人が貴重な情報を熱く語ってくれます。

 

このうち、とても気になる情報が一つ……。

塔から出られない?

だから塔の中で生活してるの?

 

これは興味深い……。いい機会なので、ホワイトライオン伝説の世界について考察してみましょう!

 

ホワイトライオン伝説の世界

まず『人間の国』は滅ぼされた島国だけでなく、大陸にもあった。

塔に閉じ込められた人間も生活しなければならないが、塔の中で手に入る物資は限られる。ということは、塔の外から物資が供給されていると考えるのが自然。道具屋で売買しているアイテムも、そのようにして流通していると思われる。

 

となれば当然、塔から出ることができない「呪われた一族」と、大陸の人間が婚姻関係を結ぶこともあったはず(一族内で婚姻を繰り返していたら滅んでしまう)。

 

ここで "呪われる範囲はどこまでか" を考えてみる。

仮に外の世界と誰かと結婚し、子供が生まれたとする。子供は滅びの一族の血をひいているので、呪われる対象となる(塔の外に出られない)。

 

しかし、外から塔の中へ入ってきた人物はどうだろう?

たとえばマリアも塔の中へ入っているが、外へ出ることができている。当然である。しかし婚姻関係を結び、一族となってしまったら?

 

これも答えは「出ていける」だと思う。

なぜなら、滅ぼされた理由が「殺戮を繰り返したから」である。そのような行為を繰り返す者が世界をうろつかないよう、塔の中に閉じ込めたのではないだろうか?

つまり、本来無関係の人間は閉じ込めておく必要がない。

 

なんだか深い!深いぞ!

メルヘンチックに見せかけて、じつはダークだよ!

ダークメルヘンだよ!

 

大体、この時点でホワイトライオンは決していいものではない気がする。

殺戮を繰り返した張本人の制裁は仕方ないにしても、子孫までずっと呪い続けるという執念深さ。マリアの冒険の始まりだって、無関係のモジャの村が襲われたことにあるし……。だいたい "呪い" という属性を持ってるあたり、ナルニア国物語のアスランとは絶対に力の方向性が違う。

 

まあここまでの考察は、総合的に考えて一番それっぽいというだけの話であり、解釈の仕方によっては違う世界が見えてくるはず。

 

ちなみに呪われているのは「カピの塔」の住人だけではないだろうか。

というのも、ラーニャの塔に住んでいる少女は、魔女の森まで出かけてオルゴールを埋めている。ということは、塔の外に出ているのだ。

 

ラーニャの塔に住む人々はおそらく「塔の上に町つくって暮らしてる奴らがいるんだってよ」「すげー!真似しようぜ」みたいなノリで町を作ったに違いない(たぶん)。

 

妖精の泉(ミーア)再び

棚ぼた式に入手したピクシーの羽根を持って、妖精の泉(ミーア)に届けます。

 

取られた羽根、くっつくのかよ。

……という思いは心の中にしまったまま、ピクシーが元の姿に戻るのを見守りました。

 

そうして戻った姿は……

顔でっか!!

顔の大きさが人間サイズのままじゃねーか! 首から下ぜんぶより顔のほうがでかいってどうなってんだよ。塩風呂から取り出されたなめくじ少女か?

 

しかしそんなプレイヤーの思惑をスルーし、妖精は言いました。

お礼にいいことを教えましょう。

いちばん北の島には、古い王冠があると聞きました。

 

もしかして玉座にある王冠の話?

それ、カピの塔でも聞いたぞ。

 

そこへ行くには、ラルヒの町へ戻って船に乗ればいけるようよ。

ありがとう。

一番最初に見たことあるわ。

 

確かにさ、労せずして羽根を取り返したよ!?

けどさ……イベント後の情報がこれ?。マジで意味ないじゃん?

 

なぜかふつうの妖精のほうが耳寄りな情報をくれる。

次は「王冠を求めて洞窟を徘徊する王様」か……。

いつも通りキャラが濃いなぁ……。

 

★つづく★

 

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