先日、新しいパソコンを購入し、ディスプレイに繋いだはいいもののスケーリングがおかしい……。
とりわけ、特定のアプリやプロパティの表示だけ異常に小さいのが困ります。
そこで高DPIの設定を変更したのですが、なぜかグレーアウト。
他の設定も試したいのに変更できなくなってしまいました。
・プログラムDPI
・高DPIスケール設定の上書き
ともにグレーアウト。
ネット上に解決法の掲載がありませんでしたので、記事を作成してみました。
同じようにお困りの方、参考にして頂ければと思います。
文字・画面の大きさ変更と、高DPI設定
最初に「大きさ変更」や「DPI」について、簡単にご説明します。
一般的に文字や画面の大きさを変更したい場合、下記の方法が推奨されています。
windowsボタン右クリック→「設定」→「アクセシビリティ」→「テキストのサイズ」を変更
windowsボタン右クリック→「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→拡大縮小レイアウトから「拡大/縮小」もしくは「ディスプレイの解像度」を変更
ちなみにカスタムスケーリングを変更することはお勧めしません。設定次第では画面表示が崩れる上、もとに戻せなくなり、初期化するしかないという場合があるようです。
さて、上記の方法で対処できるなら「何のために高DPI設定を行うのか?」ということになりますが、「高DPI設定は、特定のアプリだけ解像度を変更したい」場合に使用されます。
この設定を変更することにより、特定のアプリだけ起きる画面のぼやけを解消したり、小さい表示を修正することができます。
ただし旧バージョンのアプリには適用されないことがありますので、ご注意ください。
ちなみにDPIとは、画像の解像度のことです。
高DPIは、そのまま "高解像度" ですね。
高DPI設定の場所はどこ?
高DPI設定の画面は、以下の手順で開くことができます。
ベンチマークテスト時にインストールしたsteamを例に見てみましょう。
❶ アプリのアイコン上で右クリックし、「ファイルの場所を開く」を選択。
もし「すべてのファイル」から開くのであれば、
アイコンを右クリック→「詳細」→「ファイルの場所を開く」です。
❷ 新しいウィンドウが開くので、
アイコン上で右クリック →「プロパティ」を選択。
❸「互換性」タブを開き、「高DPI設定の変更」を選択します。
❹ もし設定変更が必要なら、「高DPIスケール設定の上書き」にチェックを入れましょう。今回は実行先に「アプリケーション」を選択しています。
高DPI設定のグレーアウト対処法
上記方法で設定した高DPIがグレーアウトし、設定変更できなくなってしまった場合の対処法です。
この状態を修正します。
方法は、とっても簡単です!!
❶ 前述❸で開いたプロパティで、「互換性」タブにある「すべてのユーザーの設定を変更」を選択。
❷「高DPI設定の変更」を選択。
❸ グレーアウトしているウィンドウと全く同じ内容が反映していますが、こちらは修正可能です。
試しにプログラムDPIのチェックを外して、OKを押します。
❹ この画面でも「OK」を押しましょう。
うっかり×で閉じると、修正した内容がキャンセル扱いになってしまいます。
❺ 再び「互換」タブにある「高DPI設定の変更」画面に戻ります。
グレーアウト自体は変わりませんが、内容は修正されました。

これで修正できたかな?
余談:解像度を変えた時は、ClreaTypeの調整も!
前述で書いた通り、古いアプリは高DPI設定を行ってもスケールが変わらないことがあります。
仕方がないからディスプレイ解像度を変更したという場合……。
たとえば1920×1080 を、1600×900にしたのであれば「ClearTypeの調整」も変更してみましょう!
❶ ClreaTypeテキストの調整を開きます。
windowsボタン右クリック→「設定」→「個人設定」→「フォント」
その中にある「関連する設定」を開くと「ClreaTypeテキストの調整」があります。
❷「有効にする」にチェック。
すでに入っているときはそのままで「次へ」。
❸「現在の解像度」を選択。
❹「最も読みやすいテキスト……」の選択が5つありますので、それぞれ一番見やすいと思うサンプルを選んで「次へ」。
❺ すべて選択し終えると、自動的に調整されます。

PC画面がより見やすくなるといいね!
お疲れさまでした!
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