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今回の冒険では、下記のルールを適用しています。
【縛りルール】
・ゲーム進行上、絶対必要なアイテム以外は店で買い物しない

この一見 他愛ないルールが、早くも私を苦しめるとは……
準備~まずはレベル上げ
アリアハンを出て北西に進むと、レーベの村が見えてきます。
しかし、ここで手に入ったものといえば『小さなメダル』と、性格を変える本『力のひみつ』のみ。買い物ができない以上、洞窟の宝箱や民家から強奪したアイテムに頼ることになるので、何も手に入らないと致命傷になる恐れが……。
ちなみに縛りルールには入れていませんが、「性格は変えない」という裏ルールもあります。
さて装備品が手に入らないということは「必然的に敵にやられる可能性が高くなる
」ということなので、ナジミの塔に行く前にレベル上げを行います。最低でも勇者をレベル5にしておきたいところ。
というわけで、手当たり次第に戦いまくる。勇者一行は "来るもの拒まず" の精神で、魔物たちにとって凶悪な殺戮マシーンと化した。
こうして、あっという間にレベルアップしていくわけですが……
遊び人のステータス上昇値、おかしくね?
こんなに爆上がりしたっけ?
遊び人だから上がるのか、切れ者という性格が影響しているのか……。
その後もMPは上がり続け、魔法は一つも使えないのに、レベル6になる頃には最大MP:71。この時点で勇者17、僧侶26。なにこの "ヒマなやつほど給料もらってる" 的な非効率性。
おまけに早くもふざけまくりの遊び人。
ファミコン時代は、たしかレベルが低いうちは真面目に戦ったような……。装備が弱い上に実質パーティーが一人足りない状態になるのは不安だな。考えてみたらレミラーマを覚えるのは盗賊だし……遊び人を選択したのは早まったか?
攻略~ナジミの塔
ナジミの塔へ行く方法は大きく3つ。
❶ アリアハン城の地下から
❷ アリアハン西の洞窟から
❸ レーベの村、南の森から
❶は魔法使いがアバカム(習得Lv35)を覚えている必要があり、❷は道中完全にスルーしたため存在自体を忘れていた。
よって今回の方法は❸であるレーベの村、南の森から行くことに。
プレイヤーにとっては初めての洞窟になるわけですが、それなりの広さがあって腕ならしにちょうどいい内容。近ごろ内部構造が簡単すぎるゲームをプレイしていたこともあり、「さすがドラクエは違う」と妙なところで感心してしまった。
ここで、予期していなかった事実に気づく。
ハッとしたのは、バブルスライムと遭遇した瞬間だった。
「あれ? 毒くらったら終わりじゃね?」
そうです。「必要以外、買い物不可」の縛りルールにより毒消し草を購入できないので、毒を付与するモンスターに出会っても対処できない!町の近くにいるときならともかく、ダンジョン内で食らったら全滅の可能性すらある!
唯一の望みは宝箱からの入手ですが、毒消し草って手に入らないものなんですね……(ここまでで1~2個しかない)。買えば10Gの毒消し草が、敵が落としてほしいアイテムNo.1に急浮上。おそらく世界初、毒消し草=幸せの靴の方程式がここに爆誕。
……が、アイテムドロップする魔物は当然バブルスライムなどの毒持ちなわけで、これじゃ本末転倒!どうすりゃいいんだ!!
ひぃッ……怖すぎ。
こんなに緊張しながらバブルスライムと戦ったことない。
自ら作った縛りルールが、まさか新たな境地をひらくとは……。通常プレイでは味わえない高鳴りに、ドラクエにはまだまだ沢山の遊び方があるんだなあと思った。
夢見る老人
ナジミの塔は4階建て。
道中の宝箱からはささやかなゴールドばかり手に入るが……今回の冒険においては、お金がほぼ無用の長物! こんな少額いれるんなら、毒消し草を入れてくれ!
この塔の仕掛けでちょっと好きなのが「3階に上がったあと、近くにある方の階段が正解」といプレイヤーの心理を逆についたもの。ドラクエに限らず、RPGプレイヤーは「ゴールまでは長く歩かなきゃいけないはず」という思い込みを患っているので見事にひっかかる。
さて、無事に正解ルートをたどると老人に遭遇。
ナジミの塔に住む老人は、何度も勇者にカギを渡す予知夢を見ていたらしいです。
渡し終えるとまた寝てしまう……コアラかな?
これでどうやってバコタからカギを奪ったのか大いに気になる。
ともあれ、盗賊のカギを手に入れた!
アリアハン脱出の日も近い!
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