2024年宅建試験、合格しました!
試験当日の体験談と共に、気を付けること・知っておくと便利なことをお伝えします。

試験に集中するためにも、事前情報と準備は肝心!
▼ 勉強の方法はこちら

試験当日、勉強する?しない?
試験当日は勉強しない方がいいらしいですが、私は勉強しました。
むしろ試験が午後だったため「午前中にもう一回模擬試験できるな」と考え、みやざき塾の0円模試 "gift"に挑戦。その結果、なんと満点!
「試験直前に満点とか縁起よすぎィ!」
…と、ポジティブ全開になれれば良かったんですが、心の中にある不安はまったく拭えませんでした。やっぱりね、本番試験って特別ですから…。
ただ「当日に勉強しない方がいい=当日に詰め込み勉強をする」という意味であれば、私も賛同できないです。
宅建は、直前に必死でやれば受かるような簡単な試験ではないからです。昨年度、懸命に勉強しても不合格だった経験がメンタル直撃でしたので、ほんと身に染みております。
これから勉強を始める方は、ぜひ当日に「やれることはすべてやった」と思えるような勉強スケジュールを組んでほしいと思います。
駐車場問題
私は地方住まいですので、車は必須。
試験会場へも、もちろん車で行きます。
そうすると困るのは、車をどこに停めるか?という問題ですね。
私と同じように車で会場に行くという方は、事前に駐車場の場所を確認しておきましょう!
これはFP試験を受けたときの体験談ですが、「まあ、近くでどこか空いてるだろ」と安直に考えていたところまったく見つからず、遠くに停めたら会場までの道が分からず、めっちゃ走った&通行人に道を聞きまくったという苦い思い出があります。
上記の経験ではギリギリ間に合いましたが、試験が受けられなかった…なんてことになったら下らない理由で自分の努力が無駄になっちゃいますから。転ばぬ先の杖ですよ。
また、ルートを確認しておくのもオススメです。
宅建受験時は近くに大きな有料駐車場があることを確認していましたが、なんと右折で入れない仕様になっており遠回りしたので焦りました。
会場前
会場前で、冊子を配っている人たちに遭遇。
「頑張って下さい」
と言われて冊子を受け取ったのですが、よくSNS等で噂されているこの"会場前資料配り"を目にしたのは初めてで感動しました。去年の会場前には誰もいなかったので、都会だけに生息する妖精の類かと思っておりました。
都市伝説ではなかったことが自分の目で確認でき、大いに満足。
渡された冊子は読むべきか?
さて、この渡された冊子ですが…結論から言えば「読むべきではない!」と思います。
【理由】
❶ 頑張って積み上げてきた知識が、付け焼刃の知識で上書きされてしまうから
❷ "今年から範囲になった" "新しく出る" などの言葉に惑わされ、試験中に迷いが生じてしまうから
まずこちらをご覧下さい、中身はこんな感じです。
細かい文字がビッシリ…。そして赤字(要点)が多すぎ。ぜんぶ重要ってことですか?
とにかく "さっと目を通して自分の知識を再確認する" という趣旨の冊子でないことは明らかです。瞬間記憶の持ち主でない限り、こんなの覚えきれるはずもありません!
何より【理由】に書いた通り、直前に知らない知識を吸収することは "一生懸命勉強して積み上げた知識に、余計な情報を混入させる" ようなものです。
そうなると肝心の試験において「最新の法改正というページに、この単語が出てきた気がする…。1が正解だと思ったけど、もしかして2が正解?」と、迷いが生じ「あの時あの番号を選ばなければ合格していた…」という悲惨な結果になりかねません!
私は絶対に迷うタイプだと確信したため、すぐに読むのをやめました。
でも大丈夫!自らが培った知識だけで試験は合格できるんです。今日という日に向けて勉強してきた自分を信じてください!
独学で勉強してきた私でも自分が得た知識だけで合格できましたので、少なからず信ぴょう性は証明できたと思います。
試験直前の確認事項
試験直前に確認するのは、免除問題の「統計」だけでOKです。
私は紙にまとめておいた内容をスマホで撮っておいたので、それをさっと確認するにとどめました。
▲ 自分で要点をまとめた紙
試験、お役立ち情報
知っておくと便利な情報をご紹介。
会場に持ち込めるものは、じつは鉛筆や消しゴムだけではないのです!
試験の最中、使用が許されている持ち込み物にはこんなものがあります。
・腕時計
・蛍光ペン
・色鉛筆
・定規
・ティッシュ
・ルーペ
・ひざ掛け
・耳栓(試験監督員の許可必要)
じつは私が一度落ちている2023年の受験会場は、大会議室でありながら時計もなければ暖房もつけてくれないというとんでもない場所でした。寒すぎて、震えながら受験したことを思い出します。(知っていたら、ひざ掛け持っていけましたね)
一方合格した2024年は、時計もあるし暖房もついた暖かい部屋での受験で、会場によって受験環境がこんなにも違うのかと驚きました(というより、昨年度の会場がおかしかったんでしょうけど……)。
また、2024年度試験では机上に腕時計を置いていない人たちもいたのですが、私のように「時計がない」「自分の席からは見えない位置にある」ということもありますので、やはり腕時計は持っていくべきだと思います。

腕時計は、ダイソーで購入できるよ!
※店舗にもよるかもしれませんが、私が行ったセリアでは置いてないと言われました。
試験ですべきこと・時間配分
まず絶対にやるべきこととして、問題用紙へ解答を記入(数字に〇をするなど)しましょう。これは後述の「マーク確認」「解答速報での照合」に利用することができます。
▼ こんな感じ
時間配分については前回記事でも少し触れましたが、マークミスの見直しを行う必要性から、問題を解くために2時間すべてを使ってはいけません。
それゆえ問題を見直す時間はありませんので、50問すべて1発勝負です。
今回試験ではそれを念頭において臨んだところ、1時間半で解き終わりました。残り30分はすべて「正しい番号がマークできているか」の確認に使用します。私は2回確認しました。
マークの見直しに意味なんてある?と思うかもしれませんが……大ありですよ!
私、マークミス5カ所してました。
合格したから言えますが、これがどれだけ恐ろしいことか考えてみて下さい。
今試験において、私の自己採点は39点、合格ラインは37点でした。
残りの30分でそのマークミスを修正していなかったら不合格だったってことなんですよ!
マーク確認の大事さ、ご理解いただけたと思います。最低でも15分前には終わらせて、ぜひ1度だけでも見直しをしてみて下さい。
そしてもう一つ。これは配布冊子のところでも書きましたが、問題を解いている最中に迷いが生じたら、自分が勉強してきた知識を信用して下さい!付け焼刃の知識に惑わされないでください!
また問題の見直しにより迷いが生じたときは、あとから修正するのは止めた方がいいです。試験本番という場にのまれて、本来であればしないミスをする可能性があります。自分の答えが絶対間違っていると確信できた場合だけ、修正することをオススメします。
試験が終わったら
夕方4時を過ぎた頃には、解答速報がネット上に出始めています。自動採点ができるサイトもありますので、持ち帰った問題用紙を見て数字を選択してみましょう。
▼ こんな感じで採点できます
正確な採点結果については、合格発表後に請求を行うことで通知をもらえるそうです(料金は2,000円程かかるようです)。
興味がある方は取り寄せてみるのもいいですね!
そのほか関係者の合格ライン予想をまとめた速報サイトもありますので、自己採点結果と比較することもできます。
▼ 私はこちらのサイトを毎日見ていました

合格発表
合格発表は、ネット上で見ることができます。
2024年度は11月26日(火)の朝9時半~ネット公開でした。
私が選んだ会場は、なぜか見ることができなくて困りました。
▲ なぜか当会場のみ出てこない…
15分くらい経過したらやっと表示されるようになりましたが、その15分ずっとやきもきしてましたね。
自己採点ではラインを上回っていましたが、最後の最後までマークは本当に正しかったか気に掛かっていたので、一か月間生きた心地がしませんでした。
そのせいか自分の番号を見た後もどこか現実感がなくて、嬉しいとか良かったという感情もなかったです。
終わりに…
宅建のいいところは、受験条件がないため誰でも受けられる国家資格であることです!
そのため学生や主婦で取得される方も多く、"宅建士" として活動しなくても "合格" していれば就職時に大いに役立ちます。
試験、そして合格までの道のりは困難ですが、興味があったらぜひ挑戦してみて下さい! そして不合格になってしまったときは、ぜひまた翌年チャレンジして下さい!
私は2023年度にXのアカウントを作って勉強し、落ちましたが、同じように不合格となったことで心が折れ、翌年の受験を諦めてしまった方々を多く見かけました。
私が合格できたのは、諦めずにチャレンジしたからだと思います。
正直、大変です。
遊ぶことを一切やめ、机に向かう日々が続きます。
でも、それ以上の見返りがある資格でもあります。
私は決して勉強ができる人間ではありませんが、そんな私でも合格できました。努力すれば必ず合格できる資格でもあります!

苦しい時もあると思いますが、めげないで頑張ってほしいです!
大丈夫!
今年は絶対合格だッ!!
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