2025年の宅建試験日は10月19日。
受験者に残された時間は約2週間、すべてを決する日はすぐそこまで迫っている。
そこで、今さらながら……いや、今だからこそ伝えておきたい。
ここまでの宅建記事では一切触れなかったが、じつは受験勉強をはじめて少し経った頃、一冊の本を読んでいた。
正直なところ、その本がどこまで役に立ったかは分からない。もしかしたら、まったく役に立っていなかったかもしれない。
しかし、紛れもなく私の根底を支えてくれる本になった。
今回はその本を紹介したいと思う。
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ふざけてません!この本です!
私は一度、宅建試験に落ちている。
もともと試験を受けたいと思っていたわけではなく、上司に言われて試験を受けることにした。言われてから勉強を始めたが、すでに6月半ば、勉強時間は4ヶ月しかなかった。
それでも自分なりに一生懸命取り組んだ。脳が、これ以上考えることを拒否するような苦しい日でも取り組んだ。だからこそ自己採点が合格ラインに届かなかった日のショックは、まさに血が凍る思いだった。
宅建は、一年に1回しか試験がない。
だから簡単にリベンジできる類のものではない。
宅建試験に落ちると言うことは、1年後を待つと言うことである。その日が、なんと途方もなく遠いことか。
あまりにも遠いので、1年も勉強しなくても大丈夫じゃね?という気になる。自暴自棄もあるが、息抜きと称してゲームに走る。ゲームは、そりゃもちろん楽しい。楽しいと言うことは、苦しみがないということだ。勉強の苦しさは記憶しているので、遊ぶうちに勉強を避けるようになる。
しかし、心のどこかで気には掛けている。
そんなある日、ネットで1つの記事を見つけた。
おそらく、この記事だったと思う。
頭がいい人というのは、得てして子供の頃から頭がいいものである。
そして、そんな子供たちの勉強法は決して馬鹿にできない。なぜなら彼らは、一般の大人よりはるかに「自分の能力を伸ばす勉強法」を知っているからである。
そして私は、その本に出会った。
それが、こちらである。
なぜこの本に注目したかというと、上記で紹介した記事の著者が監修していたからである。一見「あれ?おまじないの本かな?」と勘違いしそうな表紙だが、そうではない真面目な勉強の本である。
というわけで、Amazonの電子書籍(Kindle)で購入。
購入に踏み切ったのは単行本なら1,320円もするが、電子書籍なら300円だったからである。
ちなみに2025/10/7現在、264円で購入できる。
この本が、どう役に立ったのか?
まず最初にお伝えしておくが、この本を購入する必要はない。
役に立つ部分がほとんどないからである。
いま、非常に矛盾に満ちた発言があったが、マシンガンを持ち出すには早いのでどうか落ち着いて聞いてほしい。
なぜこの本が役に立たないのかというと、内容が『キラキラした小学生のためのもの』だからである。
よって純粋さを忘れてしまった大人の紳士淑女は「えっ、フツー」「あるあるじゃん」「これやったけど意味なかった」などと思ってしまい、おそらく本に書かれている通りのことが出来ない。
実際、私はできなかった。中身で役に立ったところは、「考える力はどうしたら身に着くのか?」という、脳みそについて書かれた2Pだけである。
では、何がどう役に立ったのか?
実はメインコンテンツは、サンプルページにすでに書かれている。だから買う必要がないのだ。
その内容とは、こちらである。
100点取るって
自分で決めれば
100点は取れるよ
「はあ?」と鼻で笑う人もいるかもしれない。
しかし私は、クソ社会という荒波に揉まれ過ぎたせいで純粋さは失ってしまったが幸いバカだったので、この言葉を信じた。
「そうか、自分で決めればいいのか。そういえば大谷選手も似たようなことを言っていた」
だから私は決めたのだ。
宅建に合格すると。
その後の勉強に影響したこと
【宅建合格】完全独学・五問免除なし・テキストなしの勉強法 にも書いたが、はっきり言って宅建勉強はつまらない。
そりゃもうビックリするくらいつまらないのである。
私は勉強に集中するため、ブログ更新もゲームもやめた。やることは勉強だけだという環境を自らつくった。
しかし勉強するのが嫌すぎて病んでしまい、ベッドから一日出てこない日もあった。
そんな鬱屈した日々を過ごしながらも最終的合格できたのは、「宅建に合格する」と決めた強い思いが根底にあったからに他ならない。
私は合格すると決めたんだから、必ず合格するんだという思いが自分を支えた。
私は独学で勉強したが、独学というのは本当に自分との戦いである。いや、学校で勉強していたとしても最終的に頼れるのは自分だけなのだから、やはり戦士とは孤独なのである。ゾンビが徘徊する宅建という荒野にひとり銃をもって立ち向かわなければならないのである。
そんな戦士には、自分の中に強い一本芯を持つことが大切だ。だから、本当に「自分で決める」ということは馬鹿にできない。
今からでも遅くないから、ぜひ自分の中で決めて欲しい。
「宅建に合格する」のだと。
本の紹介
最後に、この本について簡単に紹介したい。
【ストーリー】
勉強ができない女の子が、道で出会った怪しいイケメンからもらったチラシを元に、プリンス塾というこれまた怪しい塾に通うことになる。
するとそこには、同じクラスの優等生の姿が!優等生は、100点とれないのでチラシをみてやってきたという。
そして二人は、3人のイケメン(塾講師)の元で、成績をあげるための勉強法を学ぶことになったが……。
【3つの掟】
さて、塾には掟があった。
次の3つのオキテを守らなければ、成績は絶対にあがらない。
ここで引っぱれば「えっ、3つのオキテって何?」と購読意欲をさそい、購入も増えそうな気がするが……。
プリンス塾は太っ腹なので、それすらもサンプルで大公開である。
※いちおう記事では伏せておきます。いつ掲載サンプルページが変更されるか分からないので。
オキテ❶と❸は本当に大事だと思う。
しかし私は勉強中弱音を吐きまくったので、❷はまったく守れなかった。

でも受かったから!
終わり良ければすべて良しだから!
終わりに……
正直なところ、この本がどこまで役に立ったかは分からない。もしかしたら、まったく役に立っていなかったかもしれない。
しかし、紛れもなく私の根底を支えてくれる本だった。
2週間という時間は短いようで長い。
最後まで諦めず、ラストスパートして下さい!
このブログは、宅建受験、そして勉強を頑張る皆さんを応援します!

諦めなければ、報われない努力なんてないですよ!







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