レトルトカレーはコスパが命!
というわけで、私はいつもハウス食品の『咖喱屋カレー 大辛』を食べている。
たまに贅沢するときは、エスビー食品の『デミグラスの牛ほぐし肉カレー』にグレードアップする。
……が、基本は『咖喱屋カレー 大辛』。
このカレーが持つ汎用性は実に素晴らしい。
たとえば私は松屋が好きなのだが、ある日、知恵の女神から
「カレギュウを買わなくても、牛めしに咖喱屋カレーをかければいいじゃない!」
という世界を変えるほどの天啓を受けた。
これ、最高においしいです。
試したことがない方、ぜひやってみましょう。
死出の旅路
このように、咖喱屋カレーは日本国民を、いずれは世界を救うほどの逸品である。
しかし、ただ一つだけ問題があって……
大辛なのに辛くない!
もしかしたらこれは良いことなのかもしれないが、もうちょっと辛くてもいいというか、ほんの少し物足りないのである。
そこで仕事終わりにSE●IYUのレトルトカレーコーナーで足を止めた私は、つい魔が差してしまったのだ。
その日の私は、意図せずして自ら死地に赴くアイテムを手に入れた。
それがLEE!
辛さ×20倍
である。
LEEには辛さ×10倍、×20倍、×30倍があり、私の目には
×10倍(中辛)、×20倍(大辛)、×30倍(激辛)
に見えたのだ。
だから迷わず×20倍を手に取った。
×2倍ではないことに気づくのが遅すぎた。
地獄へ……
さて、今日はカレー気分。
現代のレトルトカレーは箱ごとレンジで温めることができるので大変ありがたい!
……と思いきや、LEEはレンジで温めることができない。湯せん、もしくは中身をお皿に移してから温める必要があるので気を付けよう。
万が一レンジを使用しようものなら、本当の意味で爆発炎上する恐れがある。
さて、私は非常に横着なので、まずは冷凍しているご飯(サランラップに包まれている)を温めて皿に出し、その上に冷たいレトルトカレーをかけてレンジで温めるという方法をとっている。
最終的に両方温まれば解決であるし、第一お皿を何枚も使うと洗い物が増えるので嫌だ。
……
というわけで、あっという間に完成した。
レトルトカレーを考案した人は天の申し子に違いない。
では早速、いただきまーす。
パクッ。
……ん??
ぎゃあああああああああ!!!
瞬時にして口の中が燃えた。
擬音にすればボッ!という感じである。
かっ、辛い!!
辛すぎる!!
なんだこれ!?
本当にカレー?
カレーのふりした悪魔じゃないの?
あまりの辛さに汗が出てきた。
しかしそれは冷や汗かもしれない。
カレーはまだ食べ始めたばかり。
皿の上に大量に残っている悪魔が、じっと私に食べられるのを待っている。
……いや、これ無理だろ?
死ぬだろ?
そんな思いがサラブレッドの疾走のごとく脳裏を駆けめぐったが、食べ物を途中で残すなんて自ら馬券を放棄するようなもの……と必死に思考を軌道修正した。カレーはともかくご飯がもったいないし!第一おなか空いてるし!と、皿に向き合う。
一口食べてウイスキー、二口食べてウイスキーで、口の中を鎮火しながら食べ進める。しかしいちど燃え上がった炎とは恐ろしいもので、次々食べる=引火誘発となり、口の中で熱い辛さが小爆発を起こす。コスモかよ!
もうこうなると歯止めがきかない。
途中から味がしなくなった。もはや辛いというより痛い。食べ物を食べている気がまったくしない。
皿に乗っているカレーの残りを目にするたび、遠いゴールに思いを馳せるフルマラソンのランナーと同じ気分になった。
完食したときの感想は「ごちそうさま、おいしかった」ではない。無である。
声もなく、ただただウイスキーによる鎮火を待つのみであった。
リベンジ? 誰がするか!
翌日、お口直しに『咖喱屋カレー 大辛』と『牛めし』を買ってきた。
やはりレンジで温めることができるレトルトカレーは素晴らしい。
待つこと1分20秒。牛めしの上にぶっかけて、あっという間にカレギュウの完成である。
涙が出るくらい、めちゃめちゃ美味しいです。
やはり身の丈にあった食べ物が一番おいしい!
改めて「咖喱屋カレー 大辛 × 牛めし = 神」の公式を思い出した。世界で最も美しい数式とされるオイラーの等式に次ぐこれは、後世に語り継ぐべきものである。
……しかし、誤解しないでほしい。
LEEがまずいわけでは決してない。ただ 強敵すぎた のだ!!
LEEはいつでもチャレンジャーを待っています。
さあ、次は君の番だ!今夜の夕食はLEEにしようぜ!
ネバーギブアップ!
レッツチャレンジング!!

……あっ、私はギブアップでいいです。
★辛くても、こっちは美味しい★






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