【前回までのあらすじ】
ついに脱出できるかもしれない乗り物が完成した。
★前回の記事はこちら

次々と完成するアイテム
前回に引き続き、「作成」が非常に順調。
いちど弾みがついてしまえば、ご覧のとおり。次々とアイテムが開発されていきます。
個人的には、脱出には関係なさそうな口紅を作れるのがリアルで好きです!
このほか(記事には載せていませんが)、ブレスレットやペンダントのような装飾品も作っています。
こうした脱出に関係ないアイテムこそが、精神を安定させるのかもしれませんね。遭難したトム・ハンクスも、バレーボールを心のよりどころにしていましたし。
隠された基地
いっぽう、ボートによる島探索も順調です。
そんなある日、不思議なものを発見しました。
最初これを見た時は、「隠されていた基地」を発見したのだと思ったのですが……
この二人の会話と、結局建物に入ることができなかったことから、文字どおり「隠れた基地」のようです。
うーん……どうすれば見つかるんだろう。違うメンバーで来れば何か動きがあるのかも……?
そう思い、今度は教授&理香のペアで来てみたのですが、
駄目でした。
絵里奈&沙織とおなじ会話です。
どうすればフラグが立つのか、もう少し考えて色々試してみます。
……と、思っていたのですが……。
真夜中のミステリー
それから2日後の夜中、とつぜん鈴音が泣き出しました。
あまりの声にみんながびっくりして飛び起きると、
どうやら鈴音が可愛がっている白いサルがいなくなってしまった様子。
「おトイレじゃないの?」と、寝ぼけ眼の沙織がいうと、鈴音はちがう、ちがうとしゃくりあげながら首を振った。
「そんなに泣かないで……探してみませんこと?」
絵里奈が優しく言うと、理香も隣でうなずく。
「きっと、どこかにいるわよ」
「うん……」ぐすっと鼻を鳴らし、鈴音は立ち上がった。「ちょっと、お外見てくる」
「ついて行こうか?」
「だいじょうぶ……」
主人公にそう言うと、鈴音はキャンプから出ていった。
キャンプから出れば、ジャングルはすぐそこである。黒々と夜に溶けた森はしんと静まり返っている。星明りを頼りに、鈴音は声を上げながら歩いた。
「うるるー!どこにいるのぉー!」
それに応えるように、頭上から小さな声がした。見上げると、枝の先に白いサルの姿が見える。
「あっ、なぁんだぁ!こんなところにいたんだぁ!おいでおいで……」
しかしうるるはサッと背を向けると、別方向へむかって駆け出した。
「あれっ、どこに行くのぉ!? うるるったら……!」
……いっぽう、キャンプでは皆が鈴音の帰りを待っていた。しかしいくら待てども帰ってくる気配がない。
「やだ。鈴音ちゃんたら帰ってきませんわよ」
絵里奈が不安そうに窓の外を見た。主人公もつられて視線を向ける。
「声が聞こえないな……」
「探しに行くぞぃ!」
教授が立ち上がり、外に出ていった。沙織も慌てて後につづく。
「鈴音ちゃーん!」
声を張り上げる二人をみて、残ったメンバーも腰を上げた。
……それからしばらく近くを捜索したものの、鈴音の姿は見当たらなかった。
「参ったなぁ……一緒に出ればよかった……」
「メインキャンプの周りにはいないみたいですわ」
「……どこまで探しに行っちゃったんだ」
「鈴音ー!返事せんかぁ!どこじゃー!」
さすがに皆の不安が色濃くなってきたころ、絵里奈が声をあげた。
「あら……!うるる!」
「あ、うるるだ!」
沙織もその姿を見つけて手を伸ばす。うるるは小さく鳴くと駆け寄ってきた。
「うるるがここにいるのに、鈴音ちゃんはいったいどこに……」
理香が主人公を振り返る。主人公は青ざめた声で言った。
「大変なことになった……」
それから、本格的な捜索が始まった。
主人公の指示で、教授と理香が東側を、残りが南西を探すことに決まる。
「教授、時計を合わせましょう。2時間後には必ずメインキャンプに帰着すること。今、2時51分だから……」
「5時にはここに戻ろう。その頃には、だいぶ明るくなっとることじゃろう」
「見つかっても見つからなくても、5時にはここですね」
理香が不安を隠せない様子を見せる。主人公は時計を合わせながら頷いた。
「ああ。もし片方が見つけた場合はすぐに帰着する。だけど、ここから動かないこと。夜のジャングルは危険だ。さらなる不明者を出したくはない」
「わかりました」
「じゃ、沙織ちゃん、絵里奈さん、行こう」
「はい!」
「では、教授達もご無事で……!」
「おお!」
鈴音はひとり、真っ黒なジャングルの中を歩いていた。
「あれ……ここどこぉ……? わかんなくなっちゃったよぉ」
そのとき、すぐそばの茂みから音がした。
「あっ……うるる!?」
しかし、現れたのは老人だった。
老人は、無言で鈴音を見つめる。
なぜこの無人島には、こんなにたくさんの人がいるのだろう……。
東の空が明るく染まり始めている。
「見つかりましたか? 教授!」
教授の姿をみつけた主人公は、急いで駆け寄った。だが、教授は首を横に振った。
「だめじゃ。さっぱり足取りすらつかめんかった……。そっちはどうじゃった?」
「うるるは警察犬の役目を果たしませんでしたわ」
「そりゃ、サルじゃからな」
「キキッ!」
「こら、もとはと言えばお前のせいなんだぞ!」
泣き出しそうな顔で怒る沙織を、うるるはつぶらな瞳で見返す。
主人公は険しい顔でジャングルを見た。
「そんなことより、心配なのは鈴音の安否だ……」
「とにかく、探し続けるしかないでしょうね」
理香が青ざめた顔で言う。主人公は振りむいて頷いた。
「鈴音ちゃぁん……」
かぼそい沙織の声が、朝の光の中に消えていった。
作成!作成!作成!
結局、鈴音を見つけることができないまま、日常に戻った主人公たち。
無人島物語、最大の手抜き
行方不明になった鈴音は、メンバーから外れてしまったわけですが……。
この手抜き感100%画像!!
主人公のシルエットがやばいのはこちらの記事でも言及しましたが、今回やばいところはそこじゃなくて……
矢印部分にご注目下さい。シルエットの縁が黒いでしょう?
これはですね、ある手抜きをするとこういう画像ができるのですよ。
では私がここで、神のソフト・ウェブアートデザイナーを使って実証してみせましょう。
分かりやすく、この記事で作成した画像を使います。
左側の四角で囲った、ペンキ缶のようなアイコンは「塗りつぶし」です。これを使って赤く塗ります。
赤く塗りました。
さあ、もうお分かりですね。
黒く残る輪郭ゥ!!
塗りつぶしではなく、元画像の色を修正すれば、輪郭が黒くなったりしません。ほんのちょっとの手間なんですが、少しでも面倒なことは絶対にやらないという強い意思を感じます。
無人島物語、めっちゃ面白い良ゲームなんですがね……。なぜこの部分だけ手を抜くのか理解できません。ある意味こだわりがあるのではないかと勘違いするレベルです。
何かを忘れるように打ち込む日々
話が脇道に逸れましたが、鈴音がいなくなっても日々はつづきます。
結局今できることをやるしかないのですね。
だから作成・作成・作成です!
作ったものはプラントで「組み込み」しなければいけないのに、うっかりしていました。
これを組み込んだのが、鈴音がいなくなる少し前です。
組み込みのおかげで、いま、さらに作れるものが増えました!
そうして出来たものを、また組み込んで……
さらに上位の備品を作り……
って、いくらゲームとはいえ、無人島で素人が作ってるわけですから本当すごいですよねえ。
帰還
ひたすら作成に打ち込んでいたある日……
主人公がぽつりと呟きました。
「何も分からないままですね……」
と、理香。
おそらく皆、仕事の合間に探しに行っていたんでしょうが……以前、行方知れずのままです。
「わざとこんなことをする子ではないですから、余計に心配ですわ。いったい何が起きたんでしょう!」
「誰かさんと違って自分勝手じゃないですからね」
「なんでわたくしの顔をみて言うんですの?」
理香も絡みにいかなければいいのに……と、思ったかどうかは知りませんが、「こらこら」と険悪な空気が漂い始めた二人のあいだに割って入る主人公。
すると、そこへ……
あっ、帰ってきた!?
噂をすればなんとやらではないですが、突然鈴音が帰ってきました! 驚きながらも歓喜に満ちて鈴音を迎える主人公たち。
しかし、どこへ行っていたのかと聞くと、
「うーん、よくわかんなぁい……」
との返事。何があったのか、よく覚えていないらしい。食事も食べたような気もするが、食べていない気もするという。
さらなる皆からの質問攻めで、ついに鈴音は泣き出してしまった。
「今は詮索しないほうがいいようですね」
という理香の言葉に、主人公も鈴音をなだめた。
「とにかく鈴音、ゆっくりおやすみ。うるるも心配してたんだぞ」
皆からいたわりの言葉を受け、横になった鈴音はすぐに寝てしまった。
「よっぽど疲れとったんじゃの」
「でも、ちょっと様子が変でしたね」
「いない間に何があったんだろう?」
主人公たちから見れば、完全に神隠し状態。
しかし無事に帰ってきてくれて何よりとのことで、一件落着です!
さあ、また無人島脱出に向けて頑張るぞ!
ぜんぜん無人島じゃないけど!!
★つづく★
























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