【実録】賃貸の引越し|総額費用はどのくらい? 徹底的に安くする方法

生活

2023年、年末――引越ししました。

引越しの手続き等については別記事に書きましたので、こちらも併せてご覧ください。

【2024】賃貸の引越し|退去前&引越し後にやるべき事・体験による注意点
2023年、年末に引っ越しを行いました。賃貸から賃貸への引越しは、どのように行えばいいのか?退去前&引越し後にやるべき事と、自らの体験による「知って損なし」の情報をお伝えします。

 

じつは今回の引越しは急いでいたこともあり(注:夜逃げではない)、引越し費用は最低限に抑えたいという状況でした。

 

では、いかにして安く引越すか!?

これは所持金が心許ないけれど引越したい方への対処法でもあります。

 

実際の引越し体験をまじえて、役立つ情報をお伝えします。

引越しを考えているあなたのお役に立てば幸いです。

 

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何はともあれ、初期費用!

引越しを考えている場合、一番気にかかるのは

初期費用はどのくらいかかるのか?

ではないでしょうか。

 

これは選ぶ物件によって、大きく異なってきます。

私は地方在住ですが、それでも大体20万~80万円くらいの開きがあると思います。

 

では、その内訳はどうなっているのか?

以下、表にしてみました。

 

初期費用の内訳(例)

内容 金額
家賃(1ヶ月分) 60,000
敷金 60,000
礼金 60,000
仲介手数料 60,000
火災保険 20,000
カギ交換費 20,000
その他オプション
(入居前清掃代等)
30,000
合計 310,000

 

家賃6万円の場合、敷金・礼金・仲介手数料・保険……そしてそこに付随してくる諸費用をぜんぶ足すと軽く30万越え

無駄なものを購入していないのに、とんでもない額ですね。

 

そしてここに引越し代、新居の備品代……何よりこれから退去するアパートの精算費も加算されますし、ペットを連れての入居ですと「敷金3ヶ月分」なんて表記もあったりします。

しかし肝心の正確な金額は曖昧にぼかされたまま……まるで魔境!これでは不安で夜も眠れません。



できるだけ初期費用を抑えるには?

 何はともあれ、ハウスメーカー物件を回避しましょう。

ハウスメーカー管理の物件は高額なんです! 家賃も高いですが、謎の名称のオプションがつきまくって初期費用が驚きの金額になります。

 

 次に、家賃を考えてみましょう。

敷金・礼金・手数料は、家賃の1ヵ月ぶん、2ヵ月ぶん……となる場合が多いです。であれば家賃自体を安く抑えることで、初期費用全体を安く抑えることができます。

 

 敷金・礼金にも注目してみます。

いまでは敷金がないところはあまり見つからないようですね。特にハウスメーカーは「敷金なし」となっていても、別の名称で初期費用に加算されていたりします。

しかし、すべてではない!

敷金・礼金がない物件もたしかにあるのです!上記の内訳表で言えば一気に12万円安くなるわけで、それを引越し代や備品に充てることができます。

 

 火災保険は、安いプランを選択しましょう。

私が今回加入した保険は、支払金額で変わってくるのは補償額でした。補償内容は変わりません。その後どうしても高額プランに変更したければ保険会社に連絡すればいいので、ひとまず安価なプランを選んで費用を抑えます。

 

 オプションは必要か?

業者によるのかもしれませんが、自分で選択できるオプションであれば断ることもできます。たとえばカギ交換。今回は必須でしたが、以前は断ることも出来ました。場合によっては数万円が手元に残ります。

 

 窓口担当と交渉する

ハウスメーカー管理の物件では難しいですが、それ以外なら交渉の余地があるかもしれません。「初期費用、安くならないですか?」という言い方ではなく、家賃や共益費を少し下げてもらう、設備(例えば照明など)をつけてもらうなど、直接初期費用が安くならなくてもトータルで見れば資金面で助かるはず。下手したてに出ながら、まずはそっと聞いてみましょう。

 

 まとめ

・ハウスメーカー物件を避ける
・家賃を安く抑える

・敷金、礼金がない物件を選ぶ

・火災保険のプランは安いものを選ぶ

・オプションは必須か確認する

・窓口担当と交渉する



引越し費用(業者手配)

こちらの記事にも書きましたが、引越し業者に依頼すると、なかなかのお値段ですよね。トータルとして家族の人数×2万円ほどかかるとか……。1~3月は進学する学生や異動により転居する社会人の引越しも多いため、さらに割増料金が発生するようです。

 

そこで逆転の発想です。

だったら、引越し業者を利用しなければいいじゃない!

 

たとえば私の今回の引越しを例に挙げますと、幸い我が家は荷物が少なく、引越し先もそれほど遠くない。

だったら自分たちで片付けられるものはクリーンセンターやリサイクルショップに持ち込み、大型家電は専門業者に回収してもらう……つまり大型の荷物は退去前に処分し、必要なものは購入して新居に届けてもらえばいいのでは?

 

これは、なんという妙手!

運転できるようなら、トラックを借りて家族や仲間と荷物を運ぶのもアリかもしれませんね。

 

ただし上記の方法は買い替える家電の金額によっては依頼料より高くなるかもしれませんし、たとえ安く済んでも引換えに多大な労力を必要としますので、やはり業者に頼みたいという方は見積をとって各社の比較をしてみるのもいいかもしれません。

 

必要品の購入

引越しは、とにかく物が入用になります。

家電の買換えに始まり、カーテンなど新居に合わせて購入しなければならないものも出てきます。

 

つい「これもあったら便利かも」と購入してしまいがちですが、実際に”即”必要なものは多くありません。以下、新規購入にあたって大事なことを書いてみます。

 

購入するときに気をつけたいこと

「必要かも」で購入しない

引越しの支出を抑えるには、とにかく無駄遣いしない強い意志を持つことが大切です。

一見当たり前のように感じるかもしれませんが、引越しで高額支払いを繰り返していると、ちょっとした出費など大したことがないような気がしてきます

これはマジです。気をつけましょう。

 

購入時に「捨てる時のこと」を考える

使わなくなったら、捨てればいい――。文章にすればそれだけのことですが、「捨てる」という行為がどれだけ大変なことか、散々苦労してきたプロ(私)が教えます。

購入時に考慮すべきは「それは捨てやすいのか?」ということです。この一点に凝縮されます。

 

私の経験から、捨てやすいのは以下の品。

・紙製

・布製

・木製

・プラスチック

・金属(分解して小さくなるもの)

プラスチック製品は、70Lのゴミ袋に入る大きさのものを選ぶと捨てる時もラクです。

 

逆に捨てる時に大変なのは

・ガラス製品

・金属(分解できない大きいもの)

・複数の素材で作られた混合品

です。これらは後々、自分の首を絞めます。一見オシャレ!欲しい!と思っても買わないほうが無難です。



購入して良かったもの

今回、私が引越しで「買って正解だった」と感じたものをご紹介します。

 

 遮光カーテン(レースのカーテン付き)

今まで使っていたカーテンが、新居ではまさかの「丈が足りない」というハプニング。大丈夫だろうと高をくくっていたので予定外の出費!お気に入りだっただけにショック!

 

しかし窓の下のほうがチラリズムしているので買わないわけにはいきません。そこでレースのカーテン付き4枚セットはかなり助かりました。

 

外から見えないという安心感だけでなく、きちんと窓が隠れるカーテンがあるという事実は内側からの安心感も得られます。

 

▲実際に購入した商品はこちら アジャスターフック付きです!

 

外の通路に面した窓用カーテン

採光のためでしょうが、多くのアパートで見られる外の通路に面した窓。ハッキリ言って面倒ですよね。外から丸見えになるのを防ぐために、どちらにしても隠すんですから……。

 

そこで役に立ったのが、カフェカーテン。

きちんと窓の大きさを測り、丈が少し長くても窓全体が覆えるサイズをオススメします。

私は窓の高さ53cmに対して、丈60cm×2枚購入しました。

 

遮光・断熱・防音カフェカーテン
カーテン天国
¥ 1,518(2024/02/11 07:05時点)

▲実際に購入した商品はこちら

 

ゴミ箱用の白い段ボール

段ボールなのに1200円!と非常に高く感じましたが、買って正解でした。

一番のポイントは、やはり段ボールなら捨てる時にラクだという点ですね!

 

コンパクトで場所を取らず、45リットルのゴミ袋がそのまま使えるのもポイントです。内側まで真っ白というのも段ボール感がないので、見た目がいいのもオススメです。

 

真っ白な段ボールゴミ箱
ダンボール家具とゴミ箱の工房KDK
¥ 1,200(2024/02/11 07:28時点)

▲実際に購入した商品はこちら

 

100円ショップを活用しよう!

引越しする上で、本当にお世話になった100円ショップ。実際に購入して役に立った、おすすめアイテムをご紹介します。

 

 3.5mメジャー

▲ こんな感じのメジャーです。採寸の際に賃貸業者から借りることもできますが、100円(税抜)ですし、入居後に使用することも考えて、一つは持っておいても損はありません。

 

 ブルーシート

100円ショップでもブルーシートが買えるんです!

さすがにペラペラですが、荷物を運ぶ時に車に敷いたり、新居に荷物を運び入れる際に床に敷いたり、屋外で使用するアイテムを押入れにしまうときに敷いたり、あらゆる物を覆ったりと様々な用途で使えます!

何枚も購入しました。100円ショップのアイテムの中で、二番目にお世話になりました。

 

大きいサイズのビニール袋


一番お世話になったのはこちら。大きいサイズのビニール袋です。

ふつうにスーパーやホームセンターで買おうと思うと、意外に高いですよね。でも100円ショップなら(当たり前ですが)100円です!

 

扇風機やパネルヒーター、小型のラックまで、大きいサイズのビニール袋があれば簡単に覆うことができます。60L~のサイズは本当に汎用性高いです。手提げ用だとさらに便利!



こんなものも売ってるよ!

今回の引越しにおいて、時間をかけて商品を吟味した結果、思わぬ便利アイテムがあることを知りました。簡単にいくつか紹介します。

 

◆ 家具スライダー

上記画像の様に、家具の下に敷くことであら不思議!床を傷つけず、(ラグ等の上で)家具が滑らかに動くという代物です。賃貸物件は傷をつけないよう気を遣いますから、めっちゃ便利です!

 

◆ キズ防止フェルト

家具スライダーその2。こちらはフローリング用。

スライダーとしての用途だけではなく、たとえばベッドの足の下に貼ることで床のキズ防止としても使用できます。オススメ!

 

◆ 窓の目隠しシート

上記でも記載したとおり、アパートの通路に面した窓というのは思っている以上に透けて見えます。私は最初「フィルム+カーテン」を考えており、じつは用意していたのです。が、カーテンが見事に遮蔽してくれたので不要となりました。

 

100円ショップとはいえ取り扱いデザインが豊富なので、使ってみたいならまずは購入するのもいいかも。ただしあくまで賃貸ということを忘れずに!無難な退去を望むなら、やはり直接貼り付けるよりもカーテンをおすすめします。

 

◆ 突っ張り棒

100円ショップでも突っ張り棒が購入できます。意外にも充実したカラーと柄(木目調も含む)、そして長さ。

 

ここではキャン★ドゥを紹介します。他店との大きな差異として、

・9cm~のミニ突っ張り棒を扱っている

・~190cmのロング突っ張り棒を扱っている

この2点です。

 

この長さを扱っているのは(私の住む地域では)キャン★ドゥだけでした。とくにロング突っ張り棒はカフェカーテン用として必須。直径も1.9~2.2で丁度いい!

440円もしましたが、購入するだけの価値はあります。

 

★実際に使用した様子

2.2cm側

カーテンの穴の大きさ・突っ張り棒の直径がちょうど合っているので、外から見たときもほぼ光がもれません。

 

1.9cm側。

画像粗くてすみません。見えるかな…? 棒の下に少し隙間ができています。外から見ると、わずかですが光が漏れてしまいます。

 

長さがあっても突っ張り棒自体が細いとカーテンホールの隙間からかなり光がもれてしまいますので、突っ張り棒の直径にはこだわりたいという話でした。

 

カーテンに合わせるという意味では、黒い突っ張り棒もあればもっとよかった!
そこは残念です。
※調べると同様のものをダイソーも扱ってる(330円!)らしいですが、大きい店舗でも売ってなかったんですよね…。



引っ越し費用はいくらかかったか?

それでは最後に、実際の引越しにいくらかかったかをまとめましたので、参考にして頂ければ幸いです。

 

※分かりやすくするため、端数は切り捨ててあります。

初期費用 150,000
退去精算費 0
転居に伴い購入した備品・消耗品等 6,000
冷蔵庫&洗濯機(処分費) 15,000
冷蔵庫&洗濯機(新規購入費)

※ポイント利用後の金額です

65,000
机、テーブル、棚等の処分費 1,000
カーテン等新居用の購入品 32,000
引越しに伴うガソリン代 6,000
合計 275,000

 

安く抑えたとはいえ、それでも初期費用は突出して高いですね。やはりここをどう抑えるかはポイントだと思います。

 

家電の買換えは、こんな時のために貯めておいた楽天ポイントを利用。やっぱり他のポイントと比較しても楽天は一番貯まりやすいです。次の引越し時は家電の買換えがないので、引越し業者にお願いしても今回よりさらに安くすることができそうです。

 

そして、退去時の精算にはやはり注意しておきたいです。

特に敷金を支払っていないのでしたら退去時のクリーニング代がそのまま負担になることを考え、意識して準備しておくといいでしょう。金額は部屋の大きさで異なりますが、目安となる料金リストは業者さんからもらえましたので、自分の手元にない方は必要に応じて問い合わせをしてみるのもいいかもしれません。

 

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