【FC】シャドウゲイト|愛すべき馬鹿ゲー・究極の死に様25選

その他:一話完結

シャドウゲイトを一言でいうと、

愛すべき馬鹿ゲー

この記事を最後まで読めば、あなたもその意味が分かるはず!

 

頭からしっぽの先まで、愛がたっぷり詰まってます。

さあ、一緒に「シャドウゲイト」のとんでもない魅力を体験しましょう…!

 

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シャドウゲイトのあらまし

シャドウゲイトってどんなゲーム?

まずは、そんな疑問にお答えします。

 

主人公は「ゲーム界屈指の最弱勇者」

こんなに情けない勇者見たことない!

でも世界は、彼に希望を託すしかないのです。

 

「勇者様、どうか世界をお救いください」

 

そんな国じゅうの願いを無視するかのように死にまくる勇者

何回……いや、何十回みんなの期待を裏切れば気が済むのか。

 

驚異の圧倒的死亡率。

それがシャドウゲイト。

コンティニューと言う魔法がなければ、間違いなく世界は滅亡していたでしょう。

 

しかし本人は身の程を顧みず、自ら「真の勇者」だと公言して憚らない。

 

つい「死んでみたくなる」ゲーム

予備知識なしで「死なずにクリア」するのは、ほぼ100%不可能です。

むしろ、普通にプレイしてるだけで死にまくります。

 

▲ 何度この場面を見ることか……。

 

しかし、その面白テキストのせいで、つい死んでみたくなる

こんなゲーム、なかなかお目に掛かれません。

 

一例として他メーカーのゲームを上げると、アクションなのに、なぜか主人公が死ぬときだけバラエティ豊かなアニメーションを披露する「アウターワールド」などがあります。

 

シャドウゲイトの必須知識

 

基本操作

 

知っておくべき予備知識(知らなければ死)

松明たいまつの火を消してはいけない(消えたら即死)

シャドウゲイトで「絶対に知っておくべき基礎知識」、それは松明が消えたら即死だということ。

 

松明の寿命は、一定の行動回数(コマンド入力した回数)です。

コマンド入力をするごとに1アクションとして数えているらしく、操作を誤っても1カウントです。

 

「ぷーぴーぱー」という間抜けな音楽が流れ始めたら、そろそろ松明が消える合図なので注意!

もし火が消えたら、壁に叩き付けられて死にます。

 

よってアドベンチャーの基本である「色々なところを調べて謎を解く」を地道に行うことは自殺行為であると心得るべし。

 

ゲーム後半には松明すら手に入らなくなります。

ゲームの難易度を上げているのは、まず間違いなく松明による行動回数制限です。

 

移動は、画面上からも選択できる

画面下の移動コマンドだけでなく、グラフィックからも移動できます。

というより、グラフィック上からでないと移動できない場所があります。

 

先に進めなくなる → あちこちを調べる → 松明が消えて死

これがシャドウゲイトの基本的な死に方です。

 

手に入れた情報は紙に書く

「あの情報どこで見たんだっけ?」

うっかりこんなことを考えて城内をウロウロすると、松明が消えて死にます

 

コマンド「セルフ」の活用

セルフという名前のコマンドがあります。

初見プレイ時「なんだよこれ」と思いましたが、要は自分自身です。

 

たとえばアイテムを装備するときは、「使う」→「セルフ」です。

これを知らないと謎解きのためにウロウロしてしまい、松明が消えて死にます

 

使わないアイテムも手に入る

シャドウゲイトはたくさんのアイテムが手に入ります。

使わない(むしろ使うと死亡する)アイテムも手に入ります。

 

何の役に立つのかと一つずつ試したり、無駄なアクションを繰り返すと松明が消えて死にます


プレイ開始からすでにおかしい

 

入り口

ここからスタート。

 

冒険を求めて旅をしていたところ、突然ドルイドの予言者に

「悪の首謀者ワーロックの野望を阻止しなければ、この世は闇と化す。

それを打ち破れるのは王家の血をひくそなただけじゃ!」

と告げられ、あっさりその気になって「それこそ私の果たすべき使命!」と、ワーロックの城までやってきた男……それが主人公だ。

 

むしろ勇者が預言者なんじゃないだろうか?

「いかなる障害も乗り越え……」

その通り! 乗り越えるべきものがたくさんある……いや、ありすぎる!!

 

ちなみにスタートボタンを押すと、ヒントが表示されることがあります。

今回は「ドクロのくちを開けると……?」と表示されたので、調べてみると、

カギが現われました。

このカギを「とる」で手に入れます。

 

おおむね、こんな感じで進めていきます。

 

城内

城内に一歩踏み込むと、不気味な声が……

「お前を待ち受けているのは、恐ろしい死だけなのだから……」

このセリフがただの脅し文句ではなく有言実行してくるあたり、このゲームの本気度が窺えて逆に怖い。

 

しかし主人公は、

思わず知性を疑う

思った通り、ここには敵がいる!

という、トンデモ発言。

 

いやっ、当たり前だよね?

敵はいるに決まってるよね?

だってここは敵の城だよ?

 

これでまじめにやってるつもりだから驚きも二倍。

基本的にツッコミ要素しかない、それがシャドウゲイト。

 

どんだけポジティブなんだよ。

 

松明を忘れずに!

とにかく一番大切なアイテム「松明」!

これだけは忘れずに回収していきましょう。

 

これが勇者の死にざまだ!

こんな死に方があったのか!

レトロゲームなのに、あまり斬新。

目からウロコの死にざまを見よ!

 

あの手この手で「勇者が息絶えるさま」を見せつけてくるシャドウゲイト。

その死にざまは、実に60種類を超えます。

しかもその大部分に独自シナリオが用意されているのだから驚き。

 

ここではすべてを紹介できないので、厳選した死にざま25選をお目にかけます。

失笑&ツッコミ必至の面白テキストに酔いしれろ!!



死にざま1:床が抜けて墜落死

祭壇には、2本の蝋燭にはさまれて、古い本が置かれている。

勇者が「歴史の重みを開いてみたい」などと言うので、取ろうとしたら……

床が抜けて即死。

 

基本的に、万事この調子で死んでいきます

 

そしてお定まりの

 

残念! 私の冒険はこれで終わってしまった!

への流れるような魅せ方は鉄板。

 

死にざま2:谷底へとびこんで死亡

谷に2本の橋がかかっています。

が、うっかり橋の間を選択してしまうと……

とびこんだッ!!

「落ちた」ではなく、なぜ「みずから逝っちゃいましたー!」感を出したのか?

とにかく勢いで黙らせるゲーム、シャドウゲイト。

 

死にざま3:みずから毒を飲んで死亡

棚に置かれていた謎の液体を自ら飲み干すと、

体が!! 動かない!!

死んでしまったのに、元気な感じを受けるのは何故だろう?

 

死にざま4:サメに食べられて死亡

ガイコツがカギを持っている!

勇者は湖に飛び込んで泳ぎ出し……サメに遭遇!

サメに食べられるというのに、この余裕に満ち溢れた長文。

しかもひねりが効いている。

 

死にざま5:はしごから足を滑らせて死亡

地下に向かってのびるはしごを発見。

「移動する」を選択すると……

プレイヤーの操作ミスじゃないのに、突如おとずれる理不尽な死。

それにしても「暗闇に落下して死ぬことは私の運命だったのかもしれない……」って、ずいぶんピンポイントな運命だね!?

どうしてそういうところだけは潔いのか。

 

死にざま6:竜の炎に焼かれて死亡

竜が奥にいる場所で、最初に盾以外のものを拾うと竜の炎が直撃する。

「ああっ、私は……。好奇心の代償を命で払うことになってしまった……」

だからどうしてそんなに余裕なのか。

 

死にざま7:武器を自分に突き刺して死亡

剣、斧、槍、矢を自分に使うと、なんと装備ではなく、文字どおり「自分に対して使う」という暴挙にでます。

死の直前まで自画自賛。うぬぼれは死んでも治らない模様。

 

死にざま8:スライムに襲われて死亡

スライムが襲い掛かってきた!スライムに包まれる勇者!

「あ……ああっ!!」じゃないでしょう。

ラスボスの城に来てスライムにやられるとかどうなってるの。

それともスライムってそんなに凶悪モンスターなの?

 

おまけに自分もスライムになるって……捕食されて一体化したってことだよね?

こんなにヤバいスライム、お目にかかったことない。

 

死にざま9:着地に失敗して腰の骨を折る

穴から飛び降りて、着地に失敗。

身動きできず、敵の城で飢え死にするのを待つ……。

これ、地味に一番きつい死に方なんじゃないだろうか。

 

余談だけど、

奥の隠し部屋にドルイドがいるんだよね。

こんなに近くにいるんだから助けてくれりゃいいのに……。

(壁が開かないから出てこれないのか?)

 

死にざま10:宇宙空間に吸い込まれて窒息死

正しいルートは真ん中の鏡。右の鏡を斧で割ると……

「かっ、体が吸い込まれるー!」

「もはや目覚めることはないだろう」

この笑いを誘う台詞と凝った文体が、いちいち秀逸なんだよな……。

ここまでくると感心に変わってくるが、シャドウゲイトに洗脳され始めた証拠であろう。

ちなみに左の鏡も窒息死だけど、また違う死にざま。



死にざま11:みずから炎に飛び込んで死亡

シュールすぎる!

もうすべてがシュールすぎるよ!

この文章だけでツッコミどころが満載だもの。

満載すぎて逆に突っ込めないもの!

 

死にざま12:鎮火した油にみずから火を放ち死亡

炎に水晶玉を投げ込んで火が消えた。しかし勇者は再び点火する!

「うおーっ!!松明を持つ手に火が!!」

って、もうバカでしょ。バカすぎるでしょ。

しかしこういう時に限って、両手に松明を持ってるものだなあ。

 

死にざま13:再点火がだめなら飛び込めばいいじゃない

「あづーっ!!」

私は溶けてしまった。

マジなのかギャグなのかがマジでわからない。

この軽やかさがシャドウゲイト。

 

死にざま14:サイクロプスに頭を割られて死亡

スライムにも勝てないのに無茶するから……!!

 

にしても、サイクロプスが持ってる武器

棍棒じゃなくて柄の長い鎌にみえるんだけども!?

あれか? 柄の部分で殴られたのか?

それはサイクロプスの優しさなのか、サイクロプスも馬鹿なのか……。

まあどっちにしても死ぬんだけどね。

 

死にざま15:窓から飛び降りて死亡

この部屋は、星を見るための観測室。

さあ、もっと間近で星を見るのだ!

勇者は窓から外へ躍り出た!

残念! 頭の血のめぐりのほうはグルグルしてなかったようです。

しかしこの、ためらいも見せずに死へダイブするさまは毎回圧倒されますね……。

 

死にざま16:獰猛な獣に食いちぎられて死亡

金網の戸を開けると、中から黒い影が飛びかかってきた!

犬のようだが、奇妙に変形している。

襲われてる最中に、あれこれ考えるなよ!

知的と見せかけて馬鹿。

これぞシャドウゲイト。

 

死にざま17:狼人間のエサになって死亡

ギラリ!! → 死亡

早い! 早いよ! 勇者なんだから抵抗くらいしようよ!

ちなみに「これホントにオオカミ?」と首を傾げずにいられないビジュアルですが、問答無用で食われます。

 

死にざま18:狼人間のエサになって死亡

魔犬にやられる3部作、最終章。

稚拙にさえ見える文章なのに、なぜこんなにリアルなのか……。

容赦ない言葉でプレイヤーにもダメージを与えるゲーム、それがシャドウゲイト。



死にざま19:金貨に目がくらんで落下

ツボの中に、金貨が溢れかえっている。

目がくらんでしまいそう……いや、くらんだ!!

その瞬間、

だからなんでギャグに寄せるのか。

「ホワーイ!?」と叫びながら落下していく勇者が見えるようだ……。

ちなみに死因は墜落死ではなく、沼に棲息するワニに喰われるという火サスばりの急展開。

 

死にざま20:突然巨大な岩が落ちてきて死亡

左の通路へ行こうとした勇者を、悲劇が襲う!

巨大なヘビでも巻き付いてんのかと思ったわ。

あんなカタマリが降ってきて体が締め付けられるとかおかしいだろ。

息が苦しいの前に即死案件だろ。

逆に努力でなんとかしようとするとか不死身かよ……。

その力をなぜスライムに活かせないのか

 

死にざま21:自ら溶岩に飛びこんで死亡

そこまで想像できるなら飛び込むなよっ!!

血迷うにもほどがあるだろ!?

プレイヤーのツッコミを挑発する極上テキスト……それがシャドウゲイト。

 

「私は私の意思には反して、自殺行為を図った」

スタッフも翻弄されているのか、日本語訳までおかしくなっている。

 

死にざま22:怪物に首をとばされて死亡

鍾乳洞の中央に、大きな穴が開いている。

勇者は穴に近づき……

魔物と遭遇!

っていうか怪物の名前とかどうでもいいし、そもそもなんで穴に入ろうとした!?

のぞき込むだけじゃ気が済まんのか?

 

『ぶちっ!! 私の首が飛ぶ。苦しむ間もなかった』

この短い文章の中に、ものすごいインパクト!

 

そして効果音。

「ザンッ」でも「スパンッ」でも「バシュッ」でもなく

「ぶちっ」

言葉の選び方に、斜め上のセンスが光りすぎる。

 

死にざま23:鬼に槍で突かれて死亡

「この橋は俺のもんだー! さわるんじゃねえー!!」

すごむ鬼をスルーして、橋を渡ろうとする勇者。

その傍若無人ぶりに、鬼がキレました。

ズボッ!

 

……だから効果音の選択ッ!

槍が刺さったんだからさ、無難にブスリとかにしておけばのに。

100人いたら、たぶん1人回答するかしないかの擬音じゃん。

 

しかし「無難」という言葉を知っていたら、こんなゲームになっていない。

 

死にざま24:井戸にとびこんで死亡

目の前には巨大な井戸が。

そのとき勇者は……

またもや飛び込んだ!!

「やっぱり……」

と呟いてしまったら、あなたも立派なシャドウゲイター。

 

お化け屋敷のハリボテ井戸じゃないんだから、飛び込んで無事な井戸のほうが少ないはずだけど……。

この男、井戸は浅くて簡単に飛び込める代物だと思っているのか?

 

死にざま25:魔王の一撃で即死

勇者よ、お前の力はスライムにも及んでないだろ。

反撃どころか一撃で死んでるのに、よくそんな台詞が出てくるもんだ。

しかしそれでも魔王に勝てると信じて疑わない強い心は見習うべきかもしれない。

 

シャドウゲイト最強の呪文

シャドウゲイト最強の呪文「コンティニュー

最後の最後までお世話になる呪文です。

 

決してあきらめない男・真の勇者

しかしここまで死んでも死んでもなお立ち向かう姿は圧巻である。

ある意味「最後まであきらめない男」三井を超えたかもしれない。


自称「真の勇者」の情けない実態

シャドウゲイトの自称「真の勇者」は、あなたの知っているカッコイイ勇者×1/100倍くらい情けない人物です。

事あるごとに放たれる悲鳴を皮切りに、その一部をご覧ください。

 

冒涜が過ぎる

なんつーことを。

霊廟でミイラを燃やそうなんて発想、ふつう出てこないよ。

ウィザードリィなら「死者への冒涜」で呪われてるところだよ。

天然というには突き抜けすぎてる。

 

美女を見た瞬間の反応

はしごを上がった瞬間、鎖につながれた女を見て第一声

「おっ!! いい女……」

……勇者なんだからさ。

もう少し別の反応があるでしょうに。

 

女の正体に直面して

「ぎゃあーっ!!」

……勇者なんだからさ。

悲鳴、もう少しなんとかならんかね?

 

ちなみに、早々に正体を暴いた場合は

「げええっ……」

……勇者なんだからさ(ry

 

ドラゴンと遭遇

「ひえええっ!! でっ、でた!」

なんて情けない悲鳴!!

しかし真に驚くべきは、これがギャグではなく、いたって真面目に作られたゲームであるという点であろう。

 

窯の中には……

「うげっ!!」

勇者と言うより、ザコのセリフじゃなかろうか。

つまり北斗の世界ならモヒカンのセリフと言うことである。

しかしシャドウゲイト「真の勇者」がいうと、恐ろしいほど違和感がない

 

「あいつならやりかねない」

あなたのことを見ている人は、こうやってあなたを判断するのだ。

真の勇者を反面教師として、日々の言動には気をつけたいものですね……。

 

大蛇を発見

「ヒッ……ヒイッ!!」

いちいち悲鳴を上げにゃ気が済まんのか?

そんな臆病で、よく今まで死なずに冒険……あっ、いっぱい死んでました!

 

しかしこの大蛇、ピクリとも動かない。

よくよく見たら、なんと! ただの置物でした!

その作り物にビビッて情けない悲鳴を上げたのはどこの誰だと思っているのか。

 

魔王の怒りにふれ、炎を浴びる

「うぎゃーっ!! 火っ、火が……!!」

ここまで書いてきたけど、最後までギャグに寄せる姿勢を貫くシャドウゲイト。

少し戻れば川があるけど、川に飛び込んでも死んじゃう(水が冷たくて麻痺する)んだよね。

 

勇者のくせに無賃乗船

川の縁でドラを鳴らすと、フェリーマンが現われる。

「川を渡るには、金のコインを1枚払わなければならない」と言っているのに、元気よく船に乗りこもうとする勇者。

いやいやいや!!

フェリーマンは公平でまじめな仕事人!

お前が金を払わないから乗せてくれないんだって!!

 

「わいはな、実は真の勇者なんや。せやから、ただで乗せてもろてもええんやで」

こんな感じで、自分はえらいんだと勘違いする勇者っていますよね。

完全に悪徳勇者。フェリーマンを見習え。



いちいち大げさなリアクション

シャドウゲイトの勇者は、いちいちオーバーリアクションです。

そんな勇者の言動が垣間見えるテキストを、少しだけ紹介。

 

何もないところに水晶玉が!

シャドウゲイトは「魔法」が使える世界です。

にもかかわらず、何もない場所に水晶玉が現われただけでこの吃驚。

マジシャンなんて見たら卒倒するんじゃないだろうか。

 

不思議な力

不思議な力が、加わる 加わるゥ!

あえて何に似てるとは言わないけども。

でもものすごい元気なオーラは伝わってきた。

 

メガネを装着しただけで

これは特殊な文字を読むためのメガネである。

なのになぜ、隠しきれない「メガネをかけた俺かっけー」感が漂うのか。

片手をメガネに、片手を腰にあて、胸をそらしている姿が目に見えるようだ。

っていうか目が悪いくせに、裸眼で冒険してたの??

 

目覚める地球儀

さりげなく語っているが、色々おかしい。

 

おまけ:なぞなぞ

途中で出会うスフィンクスから、なぞなぞを出されます。

なぞなぞは何種類か用意されていて、ランダムで出題されます。

 

これが思いのほか凝っていて、ついに本領発揮と言うか、むしろシャドウゲイトらしからぬ秀逸な作りなのです。

そのうち私が「これは良問!」と思ったなぞなぞを、いくつかご紹介します。

 

 

スフィンクスのなぞなぞ

 

答えはこちら▼(反転/長押し して下さい)

地図

ドクロ

ほうき



そして、ハッピーエンド…?

長い苦闘の末、勇者はついに魔王を倒した。

そして迎え入れられた王国では、盛大なファンファーレの嵐!

 

この時点で「あれ? 勇者って王家の血をひくただ一人の人間じゃ……?」という疑問が頭をもたげるも、シャドウゲイトだから仕方ないの一言ですべては解決。

 

ちなみに王の名はキング オットーだと判明するも、勇者の名は最後まで分からずじまいであった(※後述

 

こうして、地位も名誉も富も手にした勇者。

しかし彼は「苦悩の末の勝利」を、いちばん大切なものとして噛みしめるのであった。

まあ、消えることがないというか、もはやトラウマレベルだから……。

あれだけ悲惨な死を経験し続ける男はそうそういないから無理もないであろう。

 

その後、勇者はウエストランドの領主となり、大勢の人々に崇められた。

なに不自由のない暮らしをしながら、勇者の心はある一つのことを求めていた。

それは……

おい、正気か?

 

あんな目に遭って、まだ足りないのか?

ドMなのか?

 

いや、領主になった身だ。

そう簡単に冒険になんて……

って行くんかい!!

 

……ん?

第一話だと……?

まさか、あんなことを何度も繰り返す気じゃ……。

 

……。

…………。

 

人の幸せというやつは、本当にわからないものである。

 

余談:シャドウゲイトを遊ぼう!

「第一話 終わり」となっているが、「真の勇者のその後の冒険」について語られることは二度となかった……。

 

しかし続編となる「シャドウゲイト64」なるものは存在する!!

64の名を冠するとおりNintendo64にて発売されたゲームであり、今作の数百年後の世界が舞台となる。

 

そこでようやく、真の勇者の名が「ジェイル」であると判明。

ただし「64版の取扱説明書に書かれているプロローグ」と「初代シャドウゲイト(今作)」との間には似て非なる部分が散見されることから、おそらく64版はパラレルワールド的な未来なのかもしれず、そうなるとジェイルという名が今作の勇者だとはあながち言い切れなくなる部分もある。

 

ともあれ、ファミコン界に(別の意味で)名を残したゲームであることは間違いない。

もし本記事を読んで、このゲームに興味を持ってもらえれば嬉しいです。

 

あえて攻略要素は書かなかったので、プレイしてみようと思った方、ぜひ謎解きも楽しんで下さい!

 

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