2025年6月12日より、伝説の冒険者として『幸運の鴉導師 オルドリック』が登場した。
追加実装された盗賊としては、アルボリスに続いて2人目となる。
このペースでいけば、いずれ一般冒険者の数を上回るのではないかとすら思われ、はたして伝説とは?という疑問が無きにしも非ずだが、ここではオルドリックを入手すべき理由と彼の魅力に迫りたい。

読めば、必ずガチャが引きたくなるよ!
オルドリックという人物
オルドリックは老人である。
手には杖を持ち、真白な髪と対象に漆黒のカラスを連れており、長い時を冒険者として過ごしてきたため豊かな経験を備えている。
そんな彼の人柄は、酒場やキャンプの会話から物静かで落ち着いた人物だという印象を受ける。それは生前の物語を見ても同様である。
冒険者の多くは「生前の物語」を読むかぎり艱難辛苦の体験をしてきた者が多く、それが現在の冒険者としての在り方を形作ってもいるのだが、オルドリックはそんな中、かなり幸せに生きてきた人物だ。少なくとも、彼を襲った不幸は老年になってからである。
しかしその時の行動が、また冷静なのである。本当に盗賊? 暗殺者じゃなくて? と思わせるほどの沈着さと忍耐強さであり、それは彼の目にも現れている気がする。
あまり感情を外に出さない目。
そもそも性格がどうあろうと、だいたいの人物は会話すると感情をあらわにするのだが、オルドリックにはそれがあまりない。言葉にも無駄がない。それでいて、どこか優しさを感じさせてくれる人物だ。
そんな彼を見ていると、まるで……
まるで……
戦国魔神ゴーショーグンのカットナルじゃねーか!?
ここまで似てるって、実はカットナルがモデルなの? モデルにしたの?
まあカットナルはその名(スーグニ・カットナル)の通りキレっぽいから性格は全然似てないけど……。
ちなみに余談ではあるが、私とゴーショーグンの出会いはSFCスーパーロボット大戦EXである。私はこの出会いにより、小説全巻を読むに至った。真吾、かっこいいよね!!
今回このスクショを取るため超久々にスパロボEXをやったけど、めっちゃ面白くてびっくりしました。ファイアーエムブレムもそうですが、私はSLGは基本敵を待ち構える戦法を取るので、時間がかかります。上記場面(第6話サプライズド・アタック)までたどり着くのに3時間超……。

スパロボEX最高に楽しくて時間を忘れる
戦闘における性能
登録時のステータスの割振り
オルドリック登録時、私のステータスの割振り(6pt)は上記のとおりである。
この記事でも書いたが、魔術師の行動順を考えると盗賊の素早さをあげるのは得策とは言い難い。それより罠解除などに関係する器用さと、力をあげるのが優先。(というより、素早さは放っておいても上がる)
盗賊は攻撃力があまり高くないイメージがあるが、じつは会心が出ると戦士や騎士が与えるダメージを上回るほどのポテンシャルがあるので力も上げる。
また、この時は気が付かなかったが、後述するオルドリック固有スキル「鈍の連携撃」では器用さに応じて与ダメージが上昇するので、こちらにも割り振っておきたいところ。
固有スキルと鈍の連携撃
オルドリック固有のスキルには上記があり、うち戦闘で使用できるのが「鈍の連携撃」である。
この技、めっちゃカッコよくないですか!?
私はこれを廃屋の「注目」で見た瞬間、今まで見てきたスキルモーションの中で一番カッコイイと思って見惚れました。
グリム(カラス)も連携攻撃するので、最低でも2連撃になる。
ちなみに上記は素手での攻撃時。
ダメージを見るかぎり、グリムはオルドリックの攻撃力は関係なく、独自の攻撃力が設定されているようだ。
上記は武器(冥鋼の剣+10)装備時。Lv34、前列からの攻撃。攻撃回数は武器に依存するので、実質3回攻撃となる。
武器にもよるが、同レベルの戦士とほぼ同等の与ダメージ。
ただ、これだと、あまり強いように見えないので……。
はじまりの奈落、地下7Fでホブゴブリンを相手にした時のダメージ。
トータルダメージ800超。
強いぞ!
……強いけど、これ、オルドリックじゃなくてグリムが強いんじゃ……。

………
またアクティブとは別に、鈍の連携撃にはカウンター効果もある。
説明には「攻撃回避時、お供の鴉が反撃する」とあり、攻撃しているのはグリムという設定なのだが……
ほんとか?
素手のオルドリックと同じダメージしか与えられてないぞ? グリムが攻撃したならダメージ140じゃないとおかしくない?
グリムは何者?
グリムはオルドリックの相棒の鴉である。
戦闘にも加わるし、オルドリックのために情報を集めたり、危険を知らせたりもする、まさに良き相棒だ。
さて、オルドリック生前の物語によると、次のように書かれている。
さて、お分かりいただけただろうか?
サラッと読むと気づかないかもしれないが、ここには明らかにおかしなことが書かれている。
さあ、考えてみよう。
そのおかしなこととは……
……
……
……
……
……
グリムよ
本当にカラスか?
時系列によるとこうである。
・オルドリック、グリムに出会う
・ひげが白くなるまで冒険する
・故郷に帰る
・事件発生(この時点でグリム存命)
ウィズダフネにおいて種族の正確な寿命は掛かれていないが、ドワーフはエルフと同様の長命種であると考えられる。
それはエルドラドの物語からも見て取れる。
そのドワーフが「ひげが白くなるまで冒険」したら、一緒に冒険した人間はとっくに死んでいるだろう。
しかし、グリムは生きている。
鴉は人間より長寿なのか?
答えは否である。
つまりグリムは、普通の鴉ではないはずなのだ。
そして、不可思議なことがもう一つ……
キャンプでオルドリックと話す際、グリムが口を挟んでくることがあるのだが
名前『グリム?』ってなんだよ!!
どういうことだ。グリムじゃないのか?
しかしオルドリックはそれに対する返答として、鴉をグリムである認識している様子。すなわち別の存在に乗っ取られたとか、中身だけが入れ替わってしまったとか、そういう類のものではないようだ。
あるいは何世代にもわたって新たな鴉を相棒としているのか?
しかし鴉はそう簡単に懐くような鳥でもないはず。生前の冒険で「傷を負っているカラスを助けた」という記述にあるように、懐いたのは特別な出来事があったからだと示唆されている。あのカットナルですら、鴉を連れ歩くことの難しさについて小説の中で明言しているくらいだ。
しかし前述の通り、グリムの攻撃力はオルドリックのそれを上回る威力を持つ。
普通ではない鴉……いったい何者なのか?
これを書いている現在、その答えは分からないままだ。
オルドリックと共に冒険を続けていれば、いつかその謎が解き明かされる日が来るのかもしれない。
ガチャ:オルドリックを勧める理由
じつは私は、この問題について以前から考えていたことがある。
それは伝説の冒険者として、赤ひげが登場した時に起きた。
依頼達成で手に入れた、たった2本の遺骸から赤ひげが出たのだ。
伝説の冒険者として期間限定で登場したキャラクターは、宝石商で遺骸を購入したり、貴石で交換したりすることができる。
約10本の遺骸を手に入れるために、現金で支払うなら約3,000円、貴石なら2,000個が必要で、決して安くはない。
そして、その約10本の遺骸を手に入れたからといって、なかなか出ない。
それが伝説の冒険者である。
ところが、なぜか出る種族がいる。
たとえばアルボリスの遺骸を手に入れ、逆転したときの結果はこうである。
提供割合として、アルボリスが【注目】2.0だとしたら、ゲルルフは0.5である。
ちなみに、ゲルルフは通常の『冒険者の遺骸』からもたまに出る。
どういう提供割合だよ。
確変か?
しかし、同時に考えていた。
大変失礼な発言をするが、要するにドワーフは人気がないのである。
酒場に行くと他プレイヤーのパーティに出会うことがあるが、少なくとも私は、伝説の冒険者を連れ歩いているパーティの中にドワーフを入れている人物を見たことがない。そういうプレイヤーは、だいたい見た目の良い人間かエルフで固めている。
そして、そのようなプレイヤーが「絶対に手に入れたい」と思う人気キャラは、ちょっとやそっとでは排出されない。その一方であまりガチャが引かれないドワーフは、通常より出やすくなっているのではないだろうか。
それは、今まで私が引いてきたガチャ結果が証明している。
私は確信した。
「オルドリックは出る!」
……
……
……
【結果】
確変が証明された。
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