こんにちは！
レトロゲーマー FURIOです
ファミコンという愛すべきレトロゲームを、名作ソフトと共に紹介しちゃいます。
前回に引き続き、紹介するのは『すごろクエスト ～ダイスの戦士たち～』。
▼ 前回記事はこちら
プレイキャラ変更
すごろクエストもいよいよ後半戦突入！
毎回ハーフエルフでは飽きると思うので、今回からはエルフでのプレイ記録をお届けします。（もっとも、誰を使ってもセリフやストーリーは同じだが……）
よろしくね！
王様からの情報
次なる舞台はキャストランド！
今でこそ漫画やアニメ等で飽和状態にある「魔法使い養成学校」ですが、すごろクエストの発売日は1991年6月28日。じつに32年前のゲームなんですね！
そう……30年以上前、とっくに「魔法学校」という世界や概念は生み出されていたのです！
王様「キャストランドというところに魔法使いを育てる学校があるのじゃ」
王様「もし魔法学校がモンスターどもに襲われたら、大変なことになってしまうであろう」
王様「勇者たちよ、魔法学校を守るためにキャストランドへ向かうのじゃ」
「まだ何もおきてないし、呼ばれてもいないけど、こっちから勝手に行っちゃえ！」みたいなノリが気になるが……。
まあ戦が一段落し、やることがなくて力を持てあましてる冒険者がウロウロしてちゃ困るのかもしれない。
よっ！ サイランドの豊臣秀吉！
魔法の森
エルフの旅立ち！
これがステージ４、魔法の森です。
エルフの戦闘
ここまで何度かお話ししてきた通り、すごろクエストの世界では「物理攻撃」がものを言います。
ということは、物理攻撃に向かないエルフは圧倒的不利！
そこでエルフの基本戦略は、魔法「パラライズ」で敵ダイスマンを気絶させ、その隙に物理攻撃を加えるという非常に単調でつまらない 間接魔法のみに頼りきった戦い方になります。
というより、それ以外の方法あるのだろうか？
パラライズの効果はダイスマンが起き上がることで消失するため、一戦闘中に何度も使うのも珍しくないです。一回につき「消費MP12」が、最初のうちは重くのしかかる。
加えてエルフが「ダイスコール（サイコロの好きな目を出せる魔法）」を使えるようになるのはLV16と非常に遅いので、それまでは回復の泉に止まりながら進むことができない。
これが地味にエルフの難易度をあげている。
マジックドリンク（MPが30回復するアイテム）を持参する手もありますが、持ち物が16個までしか持てないので、いくつも持っていけないのが実情。
よって、MPが尽きたら終了の合図だとみなしていいでしょう。
レベルが上がるまでは、リターンの魔法でいちど城に戻り、ヒット＆アウェイを繰り返すのも一案です。
▲ ここに辿りつくまでの道のりが、意外と長い……。
最初の町
女性「この国は、魔法の研究がとても盛んなのです」
女性「魔法の勉強をする魔法学校まであるんですよ」
女性「この国の子どもたちは、みんな立派な魔法使いに憧れて魔法学校へ通っているんです」
とにかく明けても暮れても魔法が好き！という国のようですね。
国じゅうの子どもたちが「魔法使いになりたーい」って、さらっと聞き逃しそうだけど実はやばい すごくない？
言い換えるとこういう事だもん。
「この国は、動画配信の研究がとても盛んなのです」
「動画配信の勉強をする動画学校まであるんですよ」
「この国の子どもたちは、みんな立派なユーチューバーに憧れて動画配信学校へ通っているんです」
ね、なんとなく伝わるでしょ？
「やばそうに見えるけど、この技術なら実用性あるじゃん！」
の一言が、どちらもまかり通りそうなあたり。
行方不明の女の子
2番目の町に行くと、いきなり悩んでいる男性が登場。
どうやら一人娘の「ペンチ」という女の子が、昨日から帰ってこないとのこと。
という思いが去来しないでもないが……。
男性「なあ、あんた見たところなかなか強そうだし、力になってもらえねえか」
エルフ「分かりました。娘さんのことは任せて下さい」
こんなやり取りのあと、突然
「こいつのニオイが手がかりになるべさ」
という強烈なセリフが。
しかしより危険な香りがするのが、
「娘のくつが片っぽだけ落ちてただよ」
……。
いやいやいや！
それ、事件に巻き込まれた可能性あるよね！？
自分の娘のくつが片方だけ落ちてて、そのまま一晩かえって来ませんでしたーって、完全に慌てふためかなきゃいけないパターンだよね！？
エルフ「イヌじゃないんだけど……。まあ、もらっておきましょう」
……まあ、エルフがそう言うならいいか。
町の人々
お城のように見える建物は学校です。
その学校をはさんで、進路順にA～Dの4人の人々と話ができます。
内容は以下の通り
Aはむしろ止まらないほうがいいマスだし、Bは聞かなくても問題ないヒントなので、実質この4マスには止まる必要はない。
アミュレットも、ダイスコールがあれば無用の長物同然（持ち物欄の圧迫）。
よって、この4つのマスは止まることを推奨するほどではないです。
お城到着！
お城の中では授業が行われていました。
……と思いきや、
メガネのセンセエが「これからペンチを探しに行くので自習にする」の一言で、教室中は大騒ぎ！
エルフは先生に事情を説明し、心あたりをたずねると、
先生「そう言えば彼女、テストのことで悩んでいたわねえ。自分は才能がないって」
先生「……ハッ！ ひょっとしてあの子『試験の森』へ行ったのでは？」
先生「大変だわ！ ペンチちゃんの成績じゃ道に迷って出れなくなるわ！」
一見事実を語るようで、教え子の出来の悪さを暴露ッ！
しかしエルフも「それは大変だ！」と同調するので……まあいいか。
どうやら誘拐じゃないみたいだし。
先生から「受験票」を受け取ったエルフは、先を急ぐのだった。
試験の森
森の手前には試験官？が。
「試験の森攻略」は、大きく分けて次の２つの道が用意されています。
・すべて正解するルート
・すべて間違えるルート
どちらに行けばペンチに会えるか、賢明な方はもうお気づきですね！
試験として２択問題を出されるので、どちらかを選んで回答していきます。
以下、攻略ルートです。
すべて正解するルート
【回答】
Q1：ダイスグロウ
Q2：バーサーカー
Q3：ホーリーウォール
すべてに正解すると、
大げさに驚かれ、
卒業式に出席。
まやかしの盾が手に入ります。
すべて間違えるルート
【回答】
Q1：ダイスドレイン
Q2：ダイスグロウ
Q3：ダイスコール
すべての問題を間違えると、
ぜーんぶ間違ってると怒られます。
「ちがうよ！ あえて全部間違えたんだから本当は100点だよ！」
とエルフが思ったかどうかは分かりませんが、そんな気持ちを尻目に魔法学校の将来を嘆く教官。昨日も0点をとったバカモノがいたという。
エルフ「えっ、それはひょっとしてペンチのことでは！？ どこへ行ったか知りませんか？」
やはりペンチは試験を受けに来ていた！
そしてやはり0点だった！
エルフは教官に教えられた方向へと駆け出しました。
妖精の村
村に入ると、妖精が片方だけのくつを渡してきます。
妖精「ハロー！ さっきね、これ拾ったの。サイズが合わないからアンタにあげるわ」
なんとペンチ、もう片方のくつも脱げていた模様。
完全に野生児じゃん。
しかし、においを嗅ぐのも役に立つもんだね。
これが父親のくつだったら死んでも嗅ぎたくないけどね。
boketeのワンコ殉職になっちゃう
振り回される旅
ここからの道のりは、プレイヤーのストレスをMAXにする可能性があります。
この行程を、画像と一緒に見ていきましょう！
※クリックで拡大できます
【立札】
【そこの村】
「この近くに物知りなじいさんが住んでるから、訪ねてみればいいですよ」
【立札に戻る】
「物知りじいさんの村・南」
うおおい、村の名前ッ！
【次の立札】
今度は西ね……
【物知りじいさんの村】
また戻るの？ 北か……
【立札に戻る】
冗談抜きに疲れてきますマジで
【枯れ木の村】
こんな他愛ないジョークすら、火に油をそそがれる気分になる
あちこちうろつきましたが、ペンチは見つからず。
結局骨折り損でした
奇しくもエルフが私の気持ちを代弁。
しかし、次に飛び出したセリフに震える。
やめて、お願い。
お願い戻らなくていいからマジで止めてお願いします。
プレイヤーのSAN値はもうゼロよ！
【立札に戻る】
ふう……。
またじいさんの村まで往復か……死んじゃう。
！？
こ、これは……！ ペンチの手紙！
やったー！！
じいさんの村へ往復しなくてすんだぞ―――っ！！
これにはホントに、テクノスの思惑通りの反応をしてしまった！と感じます。絶対狙ってきてるに違いないからね、これ！
元祖・魔法学校
またまた立札……。
今度はなんだ？
「元祖・魔法学校」
これ、アレだろ？ なんでも “元祖” って付けとけば「こっちが本物だ」って勘違いしちゃう客を狙う常套手段だろ？
親切丁寧に指導いたします
ただいま生徒募集中
いや、馬鹿なの？
真性なの？
ここで真っ正直に名乗ってどうするつもりなの？
……まあプレイヤーの気持ちとは裏腹に、登場人物はサラっと流して終わりってパターンは多いから……。
って、気がつくのね！
エルフ「いけない！ ペンチが危ない、急がなきゃ！」
えーーーーっ、急ぐの？
疲れてるんだけど……
最後の直線
ボスの城はもう見えてるんだけど、
最後の直線、本気できついです。
（もうSAN値が残ってないから……）
最後の気力を振り絞ってボスの城へ。
いま、死合いに行きます……！！
ステージボス戦
洞窟の中には、女の子がいました。
エルフ「きみがペンチちゃんだね」
エルフ「ここは危険だ。早くここを出よう！」
ペンチ「助けに来た？ 何のこと？ あたしはここで魔法の勉強をしているのよ」
ペンチ「あっ、先生が来たわ」
また女ボス！！
これがすごろクエストの醍醐味ですね。
エルフ「貴様！ なにを企んでいる！」
だったらなんで立札に本名を書いた？
きっと優秀なやつほど来ないぞ……。
しかしメデューサは来ると信じてやまないらしく、「魔法を使える人間がいなくなれば、この世界を手に入れるのも時間の問題よ！ ホホホッ！」とご満悦。
突っこむ気力もないプレイヤー。
代わりにエルフがぼそっと一言。
メデューサ
「おだまりーーーーっ！」
きっ……着ぐるみじゃない！！
なんか本格的なのが出てきちゃったなあ。
これがステージ４か……。
いや、別に着ぐるみを期待してたわけじゃないんですが。
ちなみにメデューサを倒すと「メデューサミラー」というアイテムを落とすことがあります。
これは持っているだけで敵の特殊能力を無効化するという、すごろクエストでも屈指のアイテム。ぜひ欲しい！
じつは今まで戦ってきたボス、ほぼ全員アイテムを落としてるんですよね。
これは期待できるか？
まあ、攻撃パターンはいつもと一緒です。
持てるだけ持ってきた手裏剣で、敵のHPを削れるだけ削ります。
今回は攻撃力が低いエルフなので、ほんと手裏剣必須！
検証！魔法の効力
魔法攻撃が弱いので、物理攻撃がすべてといっても過言ではないすごろクエスト。
ではここで、魔法がどれだけ効かないかをご覧ください。
アトミックボルト [レベル４] の場合
ダメージ15。
手裏剣より弱いぞ！！
プロミネンス [レベル3] の場合
ダメージ26。
これで炎系弱いってホントなの？
ふつうの物理攻撃 [4回ヒット] の場合
ダメージ101。
……そりゃ誰も魔法攻撃しなくなるわ。
以上、検証終了！
メデューサを倒した！
だが宝箱は落ちなかった……。
仕方ないのでそのまま
GOOOOOOOAL!!!!!
♡ ステージ４ クリア ♡
♡ おめでとう ♡
エルフは、メデューサの魔の手から、魔法学校を守ったのであった。
先生「ありがとうございます。これからもモンスターに負けない強い生徒を育ててゆきますわ！」
ペンチ「ありがとうエルフさん。もう家出なんかしないから安心してね」
父親？「助かっただよ」
それにしても、事が起こる前に事件を嗅ぎ当てたサイランド王すごいな……。
ギャンブルばかりしていても、だてに王を名乗っていないと言うことか。
♡ ステージ４ クリア ♡
次回予告
長い記事を最後まで読んでくれて、本当にありがとう！
次回
「ようこそ魔界へ」
この次もサービスサービスぅ！
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