すっかり間が空いてしまいましたが、まだまだ続きます!
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王様からの情報
次の冒険がどこなのか……それは知らされない。
そして大魔王ハデスは魔界の奥深くにいるらしい……が、はっきりしたことは不明。
もっと情報くれよ!!
王様「しかもヤツの元へたどり着くには鋼鉄の巨人を倒し、魔界への扉を開かねばならんそうじゃ!」
魔界への扉……。
つまり次に行く場所は魔界ではないということですね?
門番「どのステージに行くんだ?」
プレイヤー「ようこそ魔界へ」
魔界じゃん!!
思いっきり「ようこそ魔界へ」って言ってるじゃん!!
一体全体どういうことなのか。
早くもカオス。これがすごろクエスト!
ようこそ魔界へ
エルフの旅立ち!
ステージ5「ようこそ魔界へ」。
もうここが魔界なのか魔界じゃないのか分からん!!
最初の城
この世界に災いをもたらす邪悪な存在と対決する時が迫っておる!
だがその前にやらねばならんことが一つある。やつは自分の周りに結界を張り巡らせその姿を隠しておるのじゃ。
わしら人間にはヤツがどこにいるのか、その場所さえ正確にはわからんのだ。
結界を消し去りさえすれば……。
さあ行くのだ、エルフよ! そしてヤツの居所を突き止めるのじゃ!」
最終ステージだからか、ずいぶん語りますねえ。
そして「結界を消しさえすれば……」と尻すぼみになる言葉に不安が隠しきれない。要は絶対じゃないから言葉を濁したのだろう。
そんなギャンブル要素の強い困難にも立ち向かう、それが勇者!
ステージ5の全マップ
色々ヤバい今回のステージマップ全貌。
三重に渦巻くルートと鬼畜イベントがプレイヤーの行く手を阻む!
このステージ、「チート」「ゲームバランス崩壊」と一部悪評を受けているダイスコール(サイコロで好きな目を出す呪文)が一気に日の目をみることに!
というより、ダイスコールなしにはクリアできません。
マジで。
その理由は、ここから先の記事で明らかに……。
第一の門
エルフが門の前に行くと、男がひとり、開口一番こう叫んだ。
一瞬、限界集落(バスは1日1本だよ)が脳裏にちらついたが、どちらかといえば入国禁止になるレベルの危険エリアだな。魔界だし。
男は
と前置きしたあと、
イシ!?
……石のことでいいのか? それとも意思? ドラクエの「信じる心」的なアイテム?
しかも「なんとかっていうイシ」って!!
この国、なにもかもが曖昧にぼやけた情報しかくれないぞ?
質問しようにも、文字通りの門前払い。
有無を言わさず門の外に放り出される。
……しかし、待てよ。
「持ってこい」って言ったよね?
で、門の位置はマップで言ったら矢印のところだよね?
え、これ、まさかの事態?
持ってこいってまさかの「一番外のルートをぐるっと回って戻って来い」ってこと?
ちょ、待てよ!!
思わずキムタク節が出ちゃうくらいの衝撃だよ! 一番外周のルートとんでもねー長さじゃん! それに、もし「イシ」があるマスに止まれなかったらもう一周ってこと? っていうかそう言うことだよねそうとしか思えない。
そう……つまり「ダイスコール」は、この日のために存在したのだ!
ステージ5、ようこそ魔界へ。
ここへは絶対に「(ダイスコールを覚えている)エルフ、もしくはハーフエルフ」で来ることをオススメします。
それ以外は、必然的に荒行モード突入です!!
ダイスコール・フル詠唱!
今までのステージでは、止まりたいマスが近づいてきたらダイスコール、という使い方をしてきた。
しかしこのステージでは、ほぼすべてにおいて「ダイスコール」。
もうスゴロク関係ねぇ!!
これこそが、アンチダイスコール……ひいては「すごろクエストというゲームの評価」が真っ二つに分かれる大きな要因である。
「製作サイドが自ら設定した "チート呪文を使わないとクリアできないスゴロクゲーム"」という、自分で書いていても不審な文章が唯一の正解とか、もう全方位からツッコミくるの確定だもん!
……が、それでもこのゲームは面白い!
サイコロを転がして進めるゲームなのに出目チート必須とか、戦闘用に用意されたダイスマンが戦闘でほぼ役に立たないとか、ダイスがメインなのにそのダイスに大きな偏りがあるゲームだけど、それでも面白いのだ!
だから私は推す!推しまくる!
だからこそ悔やまれもするが……。もう少し有能なダイスマンがそろっていたら、それだけで評価が大きく変わったはずなのにッ!
……ふう。思わず熱くなってしまった。
さて、ここからはもう「プレイヤーとすごろクエスト(テクノス)の忍耐一本勝負」である。
テクノスは、このステージで多くのプレイヤーを脱落させるつもりだ!
言い換えれば、プレイヤーの真価が問われるステージであるともいえる。
ここが勝負のとき。
さあ自分の全ての力を注いで、魔界へのステージを全力疾走だ!!
1周目
ゲートキーパー①
さて止まらなければならないマスは、まず女神のいる「武器と防具が少しだけ強くなるマス」。そして人のマークの「絶対ここでイベント発生するだろマス」である。
まあダイスコールがあれば楽勝だけどね♪
……と思いきや。
WHY!?
え、証? なにそれ。イシのこと?
「邪悪なるイシ」が勇者の証……なのか?
でも勇者にふさわしい名称じゃないから、勇者の証とやらが別にあるのか?
分からん!!
分からないまま外に放り出された……。
「どうする?」の文字がプレイヤーを刺す。こっちが聞きたいよ。
ゲートキーパー②(第二の門)
ゲートに到着。
すると
クックック……
無気味な笑い声と共に、第二のジジイ ゲートキーパー登場。
何百年も!?
じいさん人間じゃないだろ。すぐ分かったわ。
いきなり何!?
何も聞いていないし、何も答えてくれないうちから追い出された。
この国にはこんなヤツしかいないのか!?
ゲートキーパー③
ようやく2つ目の「イベント発生するだろ」マスに到着。
1人目と同じセリフ……。
あっ!!
やったあ!
殺生石(石だったのね)が手に入ったぞ!
これで……
……え、また戻るの?
ついさっき通過してきたところまで……。
ゲートキーパー④
もう石は手に入れたから会う必要もない気がするけど、念のため。
なんかステージ5って没個性。
そろいもそろっておんなじセリフ。4つ子か?
ふたつの勇者の証!?
そうか……やはり殺生石は勇者の証で、ただしもう1つあったのか。
しかし同時に嫌な予感MAX。
「2つの証がそろったら、あるものをくれる」
ということは、"あるもの" を手に入れるにあたり、まず「2つめの証」を手に入れなければならないわけであって……おいっ、何周させる気だぁあっ!?
追撃の老人
やっと最後のイベントマス。
あともう少しで一周だ……ちょっと一休み。
そこには老人がひとり佇んでいた。
うっ、いま一番触れられたくない内容……。
えっ!?
なにかくれるの? 嬉しいな。
でもこれでアミュレット(決められた数だけ進めるアイテム)だったら、レディコングを攫われたキングコングばりにキレてしまうかもしれな……
!!
……
…… ……
…… …… ……
ウオオオオオオオオオWOoooooo!
このトウモロコシ攻撃、思いのほかメンタルに刺さるぜ…!
2周目
第一の門 テイク2
戻って来たのに同じセリフかよ!!
どいつもこいつも……!!
なっ……一度に言えよ!
このツルデコヤローー!!
そんな私を尻目に、男は一言
火に油を注ぎまくる!
う……うおおおおおおおお!(コング化)
ゲートキーパー① テイク2
戻って来たのに同じセリフを……(以下略)
気のせいか、なんだかすごくあっさり手に入ったような錯覚に陥る。
ゲートキーパー②(第二の門)テイク2
人を逆なでするのが上手だって言われません?
ゲートキーパー③ テイク2
殺生石をくれたゲートキーパーのところへ戻って来た。
まあ私頑張ってるし、激励のひとつでもあるだろう。
……と思ったら、
じっじいいいいいい!!
急いでるわ、よく見ろ!!
このグルグル地獄を全力で急いどるわ!!
ゲートキーパー④ テイク2
疲労とストレスで、エルフ(&プレイヤー)はもうフラフラ!
ようやく最後のゲートキーパーのところへ戻って来た。
が、どうせこいつも……
えっ!?
真の勇者!?
ドラクエで言ったらロトの称号を得たってこと!?
な、なにをくれる気なんだ……。
あっ、重要アイテム(たぶん)!
やった! 2周目で必要なアイテム全部そろった(たぶん)! 3周はさせる気だろうと思ってたけど。
でも考えてみたら、②のゲートキーパーのところまで行くから3周みたいなものか……
ちょっとメンタルが軋んだ。
……というところへ持ってきて、
うおおおおおお!!
いま一番言われたくないセリフうぅうう!!(コング化)
3周目
そして第一の門
私は戻ってきた。
オッサンのところへ。
でてこいオッラーーン!
真の勇者様のお戻りじゃああ!
またおんなじセリフううぅぅ!(3回目)
▼ 後編へつづく
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